【第36回試験】問題3（人間関係とコミュニケーション）

【×】誤あやまりです。集団規範しゅうだんきはんとは、組織そしきなどの集団しゅうだんの中なかで共有きょうゆうされる価値かちや行動こうどうの判断基準はんだんきじゅんのことです。トラブルなど未然みぜんに防ふせぐための注意喚起ちゅういかんきは必要ひつようですが、今回こんかいは利用者りようしゃの介護目標かいごもくひょうに関かんする共有きょうゆうのあり方かたが問とわれてるため、適切てきせつではありません。

【×】誤あやまりです。同調行動どうちょうこうどうとは、周まわりの意見いけんに行動こうどうを合あわせて、同おなじことをすることです。現場経験げんばけいけんの長ながい介護福祉職かいごふくししょくに意見いけんを合あわせることで、安心感あんしんかんが得えられやすいですが、主体性しゅたいせいのある関かかわりが持もちにくくり、組織そしきとして成長せいちょうしにくくなります。

【×】誤あやまりです。内集団ないしゅうだんバイアスとは、自分じぶんのチームに対たいしてはいい態度たいどを示しめし、自分以外じぶんいがいのチームにはいい態度たいどを示しめさないことです。物事ものごとを公平こうへいに見みることができなくなるため、内集団ないしゅうだんバイアスを強化きょうかすることは適切てきせつではありません。

【×】誤あやまりです。人間関係にんげんかんけいにおいて「圧力あつりょく」とは、マイナスの意味いみで使つかわれることが多おおい言葉ことばです。圧力あつりょくは、ストレスを生うみます。圧力あつりょくを利用りようした意見いけん統一とういつは適切てきせつではありません。

【○】正ただしい選択肢せんたくしです。集団しゅうだん凝集性ぎょうしゅうせいとは、組織そしきやチームのメンバー同士どうしが協力きょうりょくすること、一体感いったいかんのことを言いいます。担当以外たんとういがいのカンファレンスにも参加さんかをすることで、組織そしきの一員いちいんという気持きもち（所属意識しょぞくいしき）が高たかまり、仕事しごとへの責任感せきにんかんが生うまれやすくなったり、コミュニケーションが活発かっぱつになりやすくなります。