解答と解説
問題29
概日リズム睡眠障害に関する問題です。
答えは、「5」です。
概日リズム睡眠障害は、体内時計の乱れで睡眠パターンがずれる病気です。症状は不眠や日中の過剰な眠気で、治療には適切な時間に日光を浴びるなど、生活リズムの調整が必要です。
1 早朝に目が覚める。
【×】誤りです。早朝に目が覚め、それ以降眠れなくなる症状が続くようであれば「早朝覚醒」を疑います。不眠症状の1つです。
2 睡眠中に下肢が勝手にピクピクと動いてしまう。
【×】誤りです。睡眠中に下肢が勝手にピクピクと動いてしまうのは、周期性四肢運動障害(PLMD)です。これにより睡眠が妨げられ、原因もよく分からず夜中に何度も起きてしまい、昼間に眠気が襲ってくる病気です。
3 睡眠中に呼吸が止まる。
【×】誤りです。睡眠中に呼吸が止まるのは、睡眠時無呼吸症候群の症状です。肥満体型の男性に多いと言われています。
4 睡眠中に突然大声を出したり身体を動かしたりする。
【×】誤りです。睡眠中に突然大声を出したり身体を動かしたりするのは、睡眠時驚愕症です。子どもによく見られ、成長とともに改善することが多いです。
5 夕方に強い眠気を感じて就寝し,深夜に覚醒してしまう。
【○】正しい選択肢です。体内時計が乱れており、本来寝る時間に覚醒してしまうとあるため、概日リズム睡眠障害の記述です。