解答と解説
問題26
入浴の作用(効果)に関する問題です。
答えは、「4」です。
入浴には、様々な作用(効果)があります。
特に試験でも問われやすい作用(効果)は、次の3つです。
- 温熱作用(効果)
- 浮力作用(効果)
- 静水圧作用(効果)
この問題のように、事例からその作用(効果)を聞かれることが多いので、言葉を覚えるだけでなく、具体的なイメージができるようにしましょう。
今回は「お風呂につかると,からだが軽く感じて楽になります」の話に当てはまる作用(効果)を選びます。
1 静水圧作用
【×】誤りです。静水圧作用は、水中で、水面からの深さに応じて身体に加わる水の圧力のことをいいます。これにより、血流が促進され、下肢のむくみが改善される効果があります。
2 温熱作用
【×】誤りです。温熱作用は、お湯の温かさが身体を温め、血行を良くすることです。これにより、副交感神経が働いて、筋肉の緊張がほぐれ、疲れやストレスが和らぎます。
3 清潔作用
【×】誤りです。清潔作用は、身体の汚れや汗を洗い流し、皮膚を清潔に保つことです。これにより、肌の健康が保たれ、感染症の予防にもなります。
4 浮力作用
【○】正しい選択肢です。水の浮力がからだを軽くし、関節や筋肉への負担を減らすことです。これにより、リラックスでき、痛みや疲れが和らぎます。
Hさんの「からだが軽く感じて楽になる」というのは、この浮力作用です。
5 代謝作用
【×】誤りです。代謝作用は、温かいお湯が体温を上げ、新陳代謝を活発にすることです。これにより、老廃物が排出されやすくなり、疲労回復や健康増進に役立ちます。
#入浴 #浮力作用 #静水圧作用 #温熱作用