個別問題

【第36回試験】問題21(こころとからだのしくみ)

こころとからだのしくみ

問題もんだい21

Fさん(82さい女性じょせい)は,健康診断けんこうしんだんこつ粗鬆そしょうしょう(osteoporosis)と診断しんだんされ,内服ないふく治療ちりょう開始かいしされた。つえ歩行ほこう時々ときどきふらつくが,ゆっくりと自立歩行じりつほこうすることができる。昼間ひるま自室じしつにこもり,ベッドでよこになっていることがおおい。リハビリテーションとしてしゅう3歩行訓練ほこうくんれんおこない,食事しょくじ普通食ふつうしょく毎食まいしょく8わり以上いじょう摂取せっしゅしている。
Fさんのこつ粗鬆そしょうしょう(osteoporosis)の進行しんこう予防よぼうするための支援しえんとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 リハビリテーションをしゅう1にち変更へんこうする。
2 繊維質しょくもつせんいおお食事しょくじすすめる。
3 日光浴にっこうよく日課にっかり入れる。
4 くるまいすでの移動いどう変更へんこうする。
5 ビタミンA(vitamin A)の摂取せっしゅすすめる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい21

骨粗鬆症こつそしょうしょうかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

骨粗鬆症こつしょしょうしょうは、ほねよわくなり、骨折こっせつしやすくなる病気びょうきです。原因げんいんは、カルシウムの欠乏けつぼう女性じょせいホルモンの低下ていか運動うんどう栄養不足えいようぶそくなどです。とくに、女性じょせいおおられます。

予防よぼうには、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKの摂取せっしゅ運動うんどうによる骨形成こつけいせい促進そくしん日光浴にっこうよくによるビタミンDの産生さんせい促進そくしんなどが有効ゆうこうです。

1 リハビリテーションをしゅう1にち変更へんこうする。

【×】あやまりです。適度てきど運動うんどうは、骨形成こつけいせい促進そくしんします。現在げんざいしゅう3おこなっているリハビリテーションにたいするトラブルについての記載きさいはないため、らす必要ひつようはありません。

2 繊維質しょくもつせんいおお食事しょくじすすめる。

【×】あやまりです。「食事しょくじ普通食ふつうしょく毎食まいしょく8わり以上いじょう摂取せっしゅしている」とあるため、特段問題とくだんもんだいはありませんが、骨粗鬆症こつしょしょうしょうの人には、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKおお食事しょくじすすめます。

3 日光浴にっこうよく日課にっかり入れる。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。ビタミンDは、ほね材料ざいりょうとなるカルシウムの吸収きゅうしゅ促進そくしんします。昼間ひるま自室じしつにこもっているとの記載きさいもあるため、日光浴にっこうよく日課にっかれるのが適切てきせつです。

4 くるまいすでの移動いどう変更へんこうする。

【×】あやまりです。ふらつきながらも、ゆっくりと自立歩行じりつほこうすることができるFさんをくるまいす移動いどう変更へんこうするのは、自立支援じりつしえん視点してんからも適切てきせつではありません。

5 ビタミンA(vitamin A)の摂取せっしゅすすめる。

【×】あやまりです。ビタミンD、ビタミンKの摂取せっしゅ有効ゆうこうです。

#骨粗鬆症こつそしょうしょう