個別問題

【第36回試験】問題125(総合問題4)

総合問題そうごうもんだい4

つぎ事例じれいんで、問題もんだい123から問題もんだい125までについてこたえなさい。

事例じれい

Fさん(20さい男性だんせい)は,自閉症じへいしょうスペクトラム障害しょうがい(autism spectrum disorder)と重度じゅうど知的障害ちてきしょうがいがあり,自宅じたく母親ははおや(50歳),あね(25さい)と3にんらしている。
Fさんは生活介護事業所せいかつかいごじぎょうしょ利用りようしている。事業所じぎょうしょでは比較的落ひかくてきおいているが,自宅じたくかえってくると母親ははおやたいしてかみつきや頭突ずつきをすることがあった。また,自分じぶんあたまをたたくなどの自傷行為じしょうこういもたびたびられる。
仕事しごとをしている母親ははおやわり,ちいさいころから食事しょくじ排泄はいせつ介護かいごをしているあねは,これまでFさんの行動こうどうめることができていたが,最近さいきんではからだがおおきくなりちからつよくなって,母親ははおや協力きょうりょくしてもめることがむずかしくなっていた。
家族かぞく今後こんごのことをかんがえた結果けっか,Fさんは障害者支援施設しょうがいしゃしえんしせつ入所にゅうしょすることになった。

問題もんだい125

Fさんが施設しせつ入所にゅうしょして1ねんった。介護かいご福祉ふくししょくは,Fさん,母親ははおやあねともにこれまでの生活せいかつ支援しえんかえり,当面とうめん施設しせつ安定あんていした生活せいかつおくれるように検討けんとうした。
つぎのうち,Fさんの支援しえん修正しゅうせいするときに利用りようするサービスとして,ただしいもの1つえらびなさい。

1 地域定着支援ちいきていちゃくしえん
2 計画相談支援けいかくそうだんしえん
3 地域移行支援ちいきいこうしえん
4 基幹相談支援きかんそうだんしえん
5 基本相談支援きほんそうだんしえん

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい125

Fさんの利用りようサービスをえら問題もんだいです。

こたえは、「」です。

1 地域定着支援ちいきていちゃくしえん

【×】あやまりです。地域定着支援ちいきていちゃくしえんは、単身等たんしんとう生活せいかつする障害者しょうがいしゃ地域ちいき安心あんしんしてらせるように、つね連絡れんらくがとれる体制たいせいをつくり、緊急時きんきゅうじ相談そうだん緊急対応きんきゅうたいおうおこなうものです。支援しえん修正しゅうせいするサービスではないため、適切てきせつではありません。

2 計画相談支援けいかくそうだんしえん

【○】ただしい選択肢せんたくしです。計画相談支援けいかくそうだんしえんは、障害者しょうがいしゃ必要ひつよう福祉ふくしサービスをけられるよう、サービス等利用計画書とうりようけいかくしょ作成さくせい定期的ていきてき計画けいかく見直みなおしをおこなうものです。Fさんがける支援しえん修正しゅうせい計画相談支援けいかくそうだんしえんです。

3 地域移行支援ちいきいこうしえん

【×】あやまりです。地域移行支援ちいきいこうしえんは、障害者しょうがいしゃ施設しせつ病院びょういんから地域ちいきでの自立じりつした生活せいかつ移行いこうできるよう支援しえんするものです。住居探じゅうきょさがしや生活準備せいかつじゅんび社会参加しゃかいさんかのための支援しえんおこない、施設しせつから地域ちいきへのスムーズな移行いこう支援しえんします。支援しえん修正しゅうせいするサービスではないため、適切てきせつではありません。

4 基幹相談支援きかんそうだんしえん

【×】あやまりです。障害者しょうがいしゃやその家族かぞく地域ちいき適切てきせつ支援しえんけられるよう、専門職員せんもんしょくいん総合的そうごうてき相談対応そうだんたいおう支援調整しえんちょうせいおこな窓口まどぐち基幹相談支援きかんそうだんしえんセンターといいます。基幹相談支援きかんそうだんしえんという支援しえんはありません。

5 基本相談支援きほんそうだんしえん

【×】あやまりです。基本相談支援きほんそうだんしえんは、障害福祉しょうがいふくしかんするさまざまな相談そうだんおうじるものです。障害者しょうがいしゃやその家族かぞくからの相談支援そうだんしえんたいして、必要ひつよう情報提供じょうほうていきょう助言じょげんおこないます。すでにFさんは障害福祉しょうがいふくしサービスを利用りようしているため適切てきせつではありません。

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