社会の理解
問題11
Cさん(77歳,男性)は,60歳で公務員を定年退職し,年金生活をしている。持病や障害はなく,退職後も趣味のゴルフを楽しみながら健康に過ごしている。
ある日,Cさんはゴルフ中にけがをして医療機関を受診した。このとき,Cさんに適用される公的医療制度として,正しいものを1つ選びなさい。
1 国民健康保険
2 後期高齢者医療制度
3 共済組合保険
4 育成医療
5 更生医療
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題11
医療保険に関する問題です。
答えは、「2」です。
1 国民健康保険
【×】誤りです。Cさんは公務員でした。公務員は、共済組合保険に加入します。
2 後期高齢者医療制度
【○】正しい選択肢です。Cさんは、77歳です。後期高齢者医療制度は、75歳以上の人、また65歳から74歳までで一定の障害認定を受けた人が加入する保険です。75歳になると、勤めているかどうかにかかわらず、それまで加入していた医療保険から、自動的に後期高齢者医療制度へ加入することになります。
3 共済組合保険
【×】誤りです。国家公務員、地方公務員、私学教職員などが加入する保険です。Cさんは公務員ですが、すでに退職をしており、75歳以上のため、正しくありません。
4 育成医療
【×】誤りです。育成医療とは、身体に障害がある18歳未満の児童で、その障害を除去・軽減する手術等の治療により確実に効果が期待できる場合に、医療費の自己負担額を軽減する制度です。
5 更生医療
【×】誤りです。更生医療とは、身体障害者手帳の交付を受けた18歳以上の人で、その障害を除去・軽減する手術等の治療により確実に効果が期待できる場合に、医療費の自己負担額を軽減する制度です。
#医療保険 #後期高齢者医療制度