解答と解説
問題107
介護過程の評価に関する問題です。
答えは、「4」です。
介護過程の評価ですので、介護過程の目的がしっかり理解できていれば、解ける問題です。
介護過程の目的は、利用者の自己実現を支援する介護の目的を達成するために、専門知識を活用して行う客観的で科学的な思考過程です。
利用者本人が望むよりよい生活を実現することが目的です。
また、介護過程は次の流れで行われます。
「アセスメント」→「介護計画の立案」→「支援の実施」→「評価」
評価は、介護計画に位置づけた目標達成の時期に、それぞれの目標に対して行います。
これらの基本知識をもとに、答えを考えていきましょう。
1 生活状況が変化しても,介護計画で設定した日に評価する。
【×】誤りです。評価は、介護計画に位置づけた目標達成の時期に行うのが基本ですが、生活状況が変化したようであれば、その状況に合わせて行います。
2 サービス担当者会議で評価する。
【×】誤りです。サービス担当者会議では、ケアプランの原案の検討をします。
3 相談支援専門員が中心になって評価する。
【×】誤りです。相談支援専門員は、障害者(児)のサービス等利用計画書の作成や関係機関との連絡調整をする専門職です。評価の中心ではありません。
4 利用者の満足度を踏まえて評価する。
【○】正しい選択肢です。評価は、目標に対する達成度のほか、利用者の満足度も踏まえて行います。
5 介護計画の実施中に評価基準を評価する。
【×】誤りです。評価基準は、目標設定時に行います。