解答と解説
問題106
初回面談時での情報収集に関する問題です。
答えは、「2」です。
介護過程とは、利用者の自己実現を支援するため、またその人に合わせたケアを提供するために専門的な知識を活かし、利用者のニーズを把握し、適切な介護計画を立てる一連の流れをいいます。
面談では、よりよい生活を実現できるよう、利用者が望んでいることを客観的に引き出すことが大切です。
1 用意した項目を次から次に質問する。
【×】誤りです。今回の問題のポイントは「初回の面談」です。初回では、まだ信頼関係が築けていません。予め質問を用意することは大切ですが、こちらから次々に質問するだけでは、相手が望んでいることを引き出すことは難しくなります。
2 目的を意識しながら話を聴く。
【○】正しい選択肢です。介護過程の目的は利用者の自己実現の支援です。その目的を意識しながら話を聴きます。
3 ほかの利用者が同席する状況で質問する。
【×】誤りです。信頼関係が築けていない初回時の面談で、ほかの利用者が同席することはプライバシーに配慮する観点からも適切ではありません。
4 最初に経済状態に関する質問をする。
【×】誤りです。経済状況に関することは、初めての人には話しにくいものです。最初からする質問ではありません。
5 家族の要望を中心に話を聴く。
【×】誤りです。利用者の自己実現を支援が目的です。まずは、本人の要望を中心に話を聴くことが大切です。
#介護過程 #情報収集