解答と解説
問題102
終末期が近い利用者への介護福祉職の対応に関する問題です。
答えは、「3」です。
Mさんの場合、すでに誤嚥性肺炎を繰り返していることから、口から食べ物や飲み物を取り入れる経口摂取を続けることが、今後リスクにつながる可能性が出てきます。
終末期が近いMさんの食事をどのようにするのか、本人の意向を確認することが介護福祉職に求められます。
1 主治医の今後の見通し
【×】誤りです。「医師からは終末期が近い状態である」とあるため、今後の見通しは出ています。
2 誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)の発症時の入院先
【×】誤りです。すでに入退院を繰り返しているため、入院先は目途が立っていると考えられます。
3 経口摂取に対する本人の意向
【○】正しい選択肢です。本人の意向が確認できる場合は、本人に確認することが最も優先することです。
4 経口摂取に対する家族の意向
【×】誤りです。本人の意思が確認できないというような記述は問題文にないため、最も優先するのはMさん本人の意向です。
5 延命治療に対する家族の希望
【×】誤りです。延命治療に関しても、家族ではなく本人の意向を優先します。
#終末期 #誤嚥性肺炎