個別問題

【第36回試験】問題100(生活支援技術)

生活支援技術せいかつしえんぎじゅつ

問題もんだい100

消化管しょうかかんストーマを造設ぞうせつした利用者りようしゃへの睡眠すいみん介護かいごかんする記述きじゅつとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 まえにストーマから出血しゅけつがある場合ばあいは,軟膏なんこう塗布とふする。
2 まえに,パウチに便べんがたまっていたらてる。
3 まえに,ストーマ装具そうぐあたらしいものに交換こうかんする。
4 便べんれが心配しんぱい場合ばあいは,パウチのうえからおむつをつよく。
5 睡眠すいみんさまたげないように,パウチの観察かんさつひかえる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい100

消化管しょうかかんストーマ造設ぞうせつをしたひとへの介護かいごかんする問題もんだいです。

こたえは、「2」です。

消化管しょうかかんストーマとは、したのイラストのように、病気びょうきやけがで消化管しょうかかんちょう)からもの排泄物はいせつぶつ正常せいじょうとおせない場合ばあいに、からだそと人工的じんこうてきにつくられた出口でぐちです。

ちょう一部いちぶそとし、ふくろ排泄物はいせつぶつあつめるようにします。

このストーマにより、体内たいないもの排泄物はいせつぶつただしく処理しょりできなくなった場合ばあいでも、からだそと排泄はいせつ可能かのうになります。

消化管しょかかんストーマには、結腸けっちょうストーマ(コロストミー)と回腸かいちょうストーマ(イレオストミー)があります。

1 まえにストーマから出血しゅけつがある場合ばあいは,軟膏なんこう塗布とふする。

【×】あやまりです。出血しゅっけつがある場合ばあいは、医療職いりょうしょく報告ほうこく指示しじをもらいます。

2 まえに,パウチに便べんがたまっていたらてる。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。睡眠すいみんさまたげにならないように、まえにたまっている便べんてます。

3 まえに,ストーマ装具そうぐあたらしいものに交換こうかんする。

【×】あやまりです。ストーマ装具そうぐ交換こうかんは3~5日程度にちていど定期的ていきてきおこないます。商品しょうひんによってことななりますので、すすめられている期間きかんどおりにおこないます。

4 便べんれが心配しんぱい場合ばあいは,パウチのうえからおむつをつよく。

【×】あやまりです。おむつをつよくと、圧迫あっぱくされ便べんれてしまう危険きけんがあります。

5 睡眠すいみんさまたげないように,パウチの観察かんさつひかえる

【×】あやまりです。睡眠すいみんさまたげないことは大切たいせつですが、異常いじょうがないかの観察かんさつ睡眠中すいみんちゅうでもおこないます。

選択肢せんたくし5の「ひかえる」は、マイナスなイメージで使つかわれることがワードです。
選択肢せんたくしかけたら、注意ちゅういしましょう。

#ストーマ #ひかえる