解答と解説
杖歩行の利用者に対する介護方法に関する問題です。
答えは、「5」です。
今回は、杖歩行で溝をまたぐときに注意するべきところを確認する問題でした。
まずは、基本的なところを確認しましょう。
- 溝の手前で両足をそろえる
- 杖→麻痺側の足→健側の足の順番で、溝をまたぐ
- またいだ後は、両足をそろえる
介護者は麻痺側後方で介助を行います。
1 杖は,左手に持ちかえてもらう。
【×】誤りです。杖は、健側の手で持ちます。溝をまたぐときも同じです。
2 杖は,溝の手前に突いてもらう。
【×】誤りです。杖は、溝の向こう側に突いてもらいます。
3 溝は,右足からまたいでもらう。
【×】誤りです。溝は、麻痺側(この場合は、左足)からまたいでもらいます。
4 遠い方向を見てもらう。
【×】誤りです。障害物をまたぐときは、つまずいたり転倒しないように、またぐもの(この場合は溝)を見てもらいます。
5 またいだ後は,両足をそろえてもらう。
【○】正しい選択肢です。溝をまたいだ後は、両足をそろえ、身体のバランスを整えます。