個別問題

【第35回試験】問題77(コミュニケーション技術)

コミュニケーション技術ぎじゅつ

問題もんだい77

Dさん(90さい女性じょせい要介護ようかいご5)は,重度じゅうどのアルツハイマーがた認知症にんちしょう(dementia of the Alzheimerʼs type)である。介護福祉職かいごふくししょくは,Dさんにこえかけをして会話かいわをしているが,さいきん自発的じはつてき発語はつごすくなくなり,会話中かいわちゅう視線しせんわないこともえてきたことがになっている。
Dさんとのコミュニケーションをとるための介護福祉職かいごふくししょく対応たいおうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 つづき,言語げんご中心ちゅうしんにコミュニケーションをとる。
2 Dさんが緊張きんちょうしているので,からだにれないようにする。
3 表情ひょうじょうやしぐさを確認かくにんしながら,感情かんじょう理解りかいつとめる。
4 視線しせんわないときは,会話かいわひかえる。
5 自発的じはつてき発語はつごがないため,会話かいわ機会きかいらしていく。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい77(解説かいせつ

重度じゅうどアルツハイマーがた認知症にんちしょうひととのコミュニケーションのかたかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

自発的じはつてき会話かいわすくなくなった原因げんいんやその背景はいけい整理せいりして、そのひとった対応たいおうをすることが大切たいせつです。

1 つづき,言語げんご中心ちゅうしんにコミュニケーションをとる。

【×】あやまりです。会話かいわすくなくなった原因げんいん言語げんご理解りかい関係かんけいしているのではないかとうたがいます。言語げんご以外いがいのコミュニケーション方法ほうほうかんがえます。

2 Dさんが緊張きんちょうしているので,からだにれないようにする。

【×】あやまりです。適度てきどにからだにれる行為は、安心感あんしんかんあたえます。

3 表情ひょうじょうやしぐさを確認かくにんしながら,感情かんじょう理解りかいつとめる。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。自発的な会話かいわすくなくなった原因げんいんかんがえながら、言語げんご以外いがい表情ひょうじょうからDさんの気持きもちをることが大切たいせつです。

4 視線しせんわないときは,会話かいわひかえる。

【×】あやまりです。視線しせんわせないのはなぜなのか、しっかりと必要ひつようがあります。会話かいわひかえてしまっては、Dさんの感情かんじょうがますますわからなくなってしまいます。

5 自発的じはつてき発語はつごがないため,会話かいわ機会きかいらしていく。

【×】あやまりです。会話かいわすくなくなってきているのに、さらに会話かいわ機会きかいらしてしまうと、ますます認知症にんちしょう進行しんこうしてしまいます。表情ひょうじょうりながら、てき会話かいわ機会きかいつくりましょう。

選択肢せんたくし4の「ひかえる」は、マイナスなイメージで使つかわれることがワードです。
選択肢せんたくしかけたら、注意ちゅういしましょう。

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