解答と解説
意思決定支援に関する問題です。
答えは「4」です。
「意思決定支援」とは、意思決定が難しい人が、日常生活などで自分の意思で生活することができるように、その人のことを支援することをいいます。
意思決定が難しい人の場合、その人に関わる周りの支援者が適切に、わかりやすく情報を提供し、本人が意思決定できるように支援することが大切です。
1 Aさんとの話し合いの場に初めから夫に同席してもらった。
【×】「夫とは仲が悪いので話したくない」との記述があります。夫がいると、Aさん本当の気持ちを引き出すことは難しいので、適切ではありません。
2 Aさんにサービス変更の決断を急ぐように伝えた。
【×】意思決定が難しい人に、決断を急がせてはいけません。サービス変更に必要な情報をしっかり提供し、意思決定ができるような支援が必要です。
3 Aさんと話す前に相談内容を夫に話した。
【×】意思決定をするのは、Aさんです。また、「夫とは仲が悪いので話したくない」という記述からも、夫に先に相談することは適切ではありません。
4 サービスを変更したい理由についてAさんに確認した。
【〇】Aさんの気持ちを傾聴し、Aさんの意思を引き出そうとしている選択肢です。
5 訪問介護員(ホームヘルパー)がサービス変更をすることを判断した。
【×】訪問介護員(ホームヘルパー)が判断するのは、利用者の意思決定とはいえませんし、利用者主体の考え方からも適切ではありません。
#意思決定支援 #自己決定 #利用者主体