個別問題

【第35回試験】問題106(介護過程)

生活せいかつ支援しえん技術ぎじゅつ

問題もんだい106

介護過程かいごかてい展開てんかいする目的もくてきとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 業務効率ぎょうむこうりつ優先ゆうせんする。
2 医師いし連携れんけいする。
3 ケアプランを作成さくせいする。
4 画一的かくいつてき介護かいご実現じっせんする。
5 根拠こんきょのある介護かいご実践じっせんする。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい106(解説かいせつ

介護過程かいごかてい展開てんかいする目的もくてきかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

介護過程かいごかてい展開てんかい基本きほんながれをおぼえながら、目的もくてきについてもしっかりかんがえましょう。

介護過程かいごかてい目的もくてきは、利用者りようしゃ自己実現じこじつげん支援しえんする介護かいご目的もくてき達成たっせいするために、専門せんもん知識ちしき活用かつようしておこな客観的きゃっかんてき科学的かがくてき思考しこう過程かていです。

利用者りようしゃ本人ほんにんのぞむよりよい生活せいかつ実現じつげんすることが目的もくてきです。

介護過程かいごかてい展開てんかい

つぎの①~④をかえします。

①アセスメント

アセスメントとは、「課題分析かだいぶんせき」のことをいい、情報じょうほう収集しゅうしゅうをし、生活せいかつ課題かだいあきらかにします。
利用者りようしゃ情報じょうほう収集しゅうしゅうは、主観的しゅかんてき情報じょうほうと、客観的きゃっかんてき情報じょうほう両面りょうめんからあつめます。

介護計画かいごけいかく立案りつあん

①でされたニーズをまえて、目標もくひょう設定せっていします。
利用者りようしゃ意思いし尊重そんちょうしながら、介護計画かいごけいかく作成さくせいします。
支援しえん内容ないよう方法ほうほう具体的ぐたいてきめていきます。
介護計画かいごけいかくは、利用者りようしゃ家族かぞく説明せつめいし、利用者りようしゃ同意どういをもらいます。

支援しえん実施じっし

介護計画かいごけいかくもとづき、プログラムを実施じっしします。
プログラムの実施じっしは、介護職かいごしょくだけでなく他職種たしょくしゅとの連携れんけい大切たいせつです。
また、実施じっし状況じょうきょうは、客観的きゃっかんてき把握はあくをし、記録きろくとしてのこします。

評価ひょうか

介護計画かいごけいかく目標もくひょう達成たっせい時期じきにあわせて、実施じっししてきた介護かいごケアをかえります。
情報じょうほう整理せいりし、効果こうか客観的きゃっかんてきながら、目標もくひょうがどの程度ていど達成たっせいできたのか評価ひょうかをします。

1 業務効率ぎょうむこうりつ優先ゆうせんする。

【×】あやまりです。利用者りようしゃ本人ほんにんのぞむよりよい生活せいかつ実現じつげんすることがもっと優先ゆうせんすべき目的もくてきです

2 医師いし連携れんけいする。

【×】あやまりです。介護過程かいごかてい展開てんかいは、医師いし連携れんけいするためのものではありません。

3 ケアプランを作成さくせいする。

【×】あやまりです。ケアプランの作成さくせい介護かいご支援しえん専門員せんもんいんおこないます。ケアプランと介護計画かいごけいかくおなじものではありません。

4 画一的かくいつてき介護かいご実現じっせんする。

【×】あやまりです。介護過程かいごかていはそのひとのニーズにあったプログラムが実施じっしされるものであり、ほかひと一緒いっしょというかんがえではいけません。

5 根拠こんきょのある介護かいご実践じっせんする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。介護過程かいごかてい展開てんかいする目的もくてきは、うえ説明せつめいした①~④のながれを展開てんかいしながら、根拠こんきょのある介護かいご提供ていきょうすることです。

選択肢せんたくし4の「画一的かくいつてき」とは、すべてがそろっていて、個性こせい特性とくせいがない(おなじ、一緒いっしょ)ことをいます。

ちょろた先生

画一的かくいつてき」というワードがはいっている選択肢せんたくしは、✕になることがおおいので、注意ちゅういしましょう。

#介護過程かいごかてい #介護計画かいごけいかく #客観的きゃっかんてき