解答と解説
問題76
高齢者の肺炎に関する問題です。
答えは、「4」です。
1 意識障害になることはない。
【×】誤りです。高齢者の肺炎は急変し、意識障害が見られることがあります。
2 体温が37.5℃未満であれば肺炎(pneumonia)ではない。
【×】誤りです。一般的な肺炎は高熱などの症状がありますが、高齢者の場合は必ずしも発熱があるということはありません。
3 頻呼吸になることは,まれである。
【×】誤りです。1分間に25回以上の呼吸が早いことを「頻呼吸」と言います。高齢者の肺炎では、呼吸パターンの変化が見られます。
4 誤嚥による肺炎(pneumonia)を起こしやすい。
【○】選択肢のとおりです。食べ物や飲み物、唾液などが気管に入る誤嚥がよく見られ、肺炎を起こしやすくなります。
5 咳・痰などを伴うことは,まれである。
【×】誤りです。高齢者であっても、咳・痰などを伴う肺炎の症状はあります。