解答と解説
問題62
介護過程における情報収集に関する問題です。
答えは、「4」です。
1 利用者の日常生活の困難な部分を中心に収集する。
【×】誤りです。情報収集は、どこか一部分に集中して行うものではありません。「できること」も「できないこと」も情報収集し、個人の能力を把握しながら、できることを最大限に引き出せるようなケアを実施します。
2 利用者との会話は解釈して記載する。
【×】誤りです。「解釈」とは受け手(会話を聞いた側)から理解をするという意味です。聞いた人によって受け取り方が変わってしまいますので、解釈はしないで、そのままの会話を記載します。
3 他の専門職が記載した記録は直接的な情報として扱う。
【×】誤りです。他の専門職が記載した記録はあくまでも第三者の情報です。客観的な情報として扱います。
4 利用者の生活に対する思いを大切にしながら収集する。
【○】正しい選択肢です。今回の問題は、「介護過程における」情報収集です。介護過程においては、利用者本人が望むよりよい生活の実現に向けた情報収集が大切です。
5 情報収集はモニタリング(monitoring)を実施してから行う。
【×】誤りです。情報収集は、介護過程における初期段階で行います。モニタリングは事後評価(ケアの振り返り)の段階ですので、適切ではありません。
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