解答と解説
問題26
ハラスメント対応に関する問題です。
答えは、「2」です。
介護人材不足や社会的な流れで、介護職員が安心して、安全に働ける職場環境に関する問題が、ここ数年出題されるようになりました。
利用者だけでなく、自分の身を守る視点でどのような対策があるかも整理をしておきましょう。
介護現場のハラスメント対策については、厚生労働省が「介護現場におけるハラスメント対策マニュアル」というものを作成していて、事業者に対して対策をするように求めています。
利用者や家族からハラスメント行為があったときは、しっかりと事業者に報告をし、対応してもらいましょう。
1 利用者に後ろから急に抱きつかれたが,黙って耐えた。
【×】誤りです。ハラスメント行為です。黙って耐えるのではなく、はっきりと拒否の姿勢をとりましょう。
2 利用者から暴力を受けたので,「やめてください」と伝え,上司に相談した。
【○】正しい選択肢です。「やめてください」と拒否の姿勢をとること、上司に相談をすること。この2つが大切です。
3 利用者が繰り返す性的な話を,苦痛だが笑顔で聞いた。
【×】誤りです。ハラスメント行為に対し、曖昧な姿勢は見せてはいけません。はっきりと拒否の姿勢をとりましょう。
4 家族から暴言を受けたが,担当なのでそのまま利用者宅に通った。
【×】誤りです。家族から暴言も、ハラスメント行為です。事業者に相談をし、対応を相談しましょう。
5 家族からサービス外のことを頼まれて,断ったら怒鳴られたので実施した。
【×】誤りです。サービス外のことを頼まれた場合、制度を理解していない可能性もありますので、丁寧に説明をし理解をしてもらいましょう。その上で理解をしてもらえない場合は、事業者も含めて対応を相談しましょう。