個別問題

【第27回試験】問題69(発達と老化の理解)

発達はったつ老化ろうか理解りかい

問題もんだい69

Aくんは、飛行機ひこうき見立みたててBくんあそんでいた。大人おとながAくんとBくんまえで、おやつのジュースを一人ひとり150mlずつになるようにはかった。しかし、おなおおきさのコップがなかったので、それぞれかたちちがうコップにれてあたえた。Aくんにジュースをれたコップをわたしたところ、Aくんは「Bくんのほうがりょうおおい」とってした。
ピアジェ(Piaget,J.)によるAくん認知発達段階にんちはったつだんかいとして、適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 形式的操作期けいしきてきそうさき
2 感覚運動期かんかくうんどうき
3 前操作期ぜんそうさき
4 再接近期さいせっきんき
5 具体的操作期ぐたいてきそうさき

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい69

ピアジェの認知発達段階にんちはったつだんかいかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

ピアジェは、認知発達理論にんちはったつりろんによって、どもの発達段階はったつだんかいを4つの段階だんかいにまとめました。

Aくんは、おなりょうのものが、かたちちがうとおなりょうだと認識にんしきできない段階だんかいです。

1 形式的操作期けいしきてきそうさき

【×】あやまりです。11歳頃以降さいごろいこうで、あい正義せいぎといった抽象的ちゅうしょうてき思考しこう仮説的かせつてき推理すいりができるようになる段階だんかいです。複雑ふくざつなことを論理的ろんりてきかんがえる能力のうりょく発達はったつする段階だんかいです。

2 感覚運動期かんかくうんどうき

【×】あやまりです。0さい~2歳頃さいごろどもが感覚かんかくからだうごきを使つかって世界せかい理解りかいはじめる段階だんかいです。刺激しげき感覚器官かんかくきかん連動れんどうし、学習がくしゅうがすすむようになります。

3 前操作期ぜんそうさき

【○】ただしい選択肢せんたくしです。2さい~7歳頃さいごろ自分じぶん立場たちばからかんけい理解りかいできるが、他者たしゃ見方みかた理解りかいできない自己中心性じこちゅうしんせいられる段階だんかいです。ものりょうかずかけの変化へんか関係かんけいなくおなじであるという概念がいねん理解りかいできないのもこの段階だんかいです。

4 再接近期さいせっきんき

【×】あやまりです。ピアジェの認知発達理論にんちはったつりろんではありません。

5 具体的操作期ぐたいてきそうさき

【×】あやまりです。7さい~11歳頃さいごろで、自己中心性じこちゅうしんせいだっし、他者たしゃ視点してん理解りかいできたり、具体的ぐたいてき物事ものごと状況じょうきょうについて思考しこう体系的たいけいてき組織化そしきかされるようになります。かけの変化へんかまどわされずおなじであることが認識にんしきできる段階だんかいです。

#ピアジェ #認知発達理論にんちはったつりろん