試験の勉強する前に、介護福祉士試験がどのような試験かを理解しましょう。
理解したうえで、どんな勉強をするかを考えると、効率的に勉強ができるよ。
介護福祉士筆記試験の出題形式
介護福祉士筆記試験の出題形式は、五肢択一を基本とする多肢選択形式で、問題に図表等が使用されることがあります。
五肢択一を基本って、どんな問題でしょうか?
試験問題は五肢択一が基本です
五肢択一とは、5個の選択肢の中から答えを選ぶ問題です。
例:「介護福祉士」の漢字の読み方として正しいものを1つ選びなさい。
1 かいふくし
2 かいごふくしし
3 かいごし
4 ふくしし
5 しゃかいふくしし
このような問題です。
五肢択一を基本とすると多肢選択形式とあるので、「多肢=多くの選択肢」(だいたい5個の選択肢)の中から答えを選ぶ問題になります。
つまり、記述(自分で文章を考えて書く)問題はありません。
私はまだ文章をうまく書けないので、ほっとしました。
では、解答はどうするんですか?
解答は、マークシート方式ですよ。
マークシート方式で答えを選びます
記述ではなく、多くの選択肢の中から、答えを選ぶということはわかりましたね。
では、その答えをどのように書くのでしょうか?
解答は、マークシート方式です。
答えの番号を選んで、マークシートの番号を鉛筆などで黒く塗りつぶします。
字を書くのが苦手な外国人や、字が下手な人、書くのが遅い人にとっては、記述式よりマークシート方式のほうがメリットが大きいです。
しかし、マークシートは機械で黒く塗られているところを読みとって採点します。
しっかり塗れていなくて、読み取りエラーがないようにしたいですね。
エラーかどうかは確認はできませんし、「どれを塗ったの?」と聞いてくれることもありません。
点数にカウントされないだけです。
答えはわかっていたのに、点数にカウントされないということがないように気をつけたいですね。
次に、確実に答えていく方法を説明します。
マークシート方式への対策をしよう
介護の知識を覚えるはもちろんですが、出題形式への対策も試験対策の1つです。
試験問題は事前にわかりませんが、ここは事前に確実に対策できるところですので、忘れずにやりましょう。
①マークシートに適した筆記用具を使いましょう。
外国人に限りませんが、シャープペンシルが主流になって、普段からシャープペンシルを使って勉強している人は多いと思います。
しかし、先の細いシャープペンシルよりも、鉛筆のほうが塗るということには適しています。
緊張して、力が入ってしまい、シャープペンシルの芯が何度も折れてしまうということがないように、鉛筆も準備しておくといいでしょう。
どうしてもシャープペンシルを使いたい人は、芯が太いもの、そして芯の濃さが濃いもの(「HB」や「B」)がおすすめです。
マークミスをしないようにしよう
マークシート方式でよくあるミスは、解答するところがずれてしまうというミスです。
そんなことはないと思っていても、試験は緊張や焦りで、自分が思っていないミスを起こしやすいです。
わからない問題があってあとで考えようと飛ばしたりして、解答がずれてしまうというのはよくあることです。
1問ずつ塗る人もいれば、数問まとめて塗る人もいるでしょう。
どちらがいいのかは人によって違いますが、試験前にマークシートの問題になれるようにしておきましょう。
最後にまとめて塗るというのは、絶対におすすめしません。
塗る場所がずれていることに気づかないということや、1つの行を2つ塗ってしまうこともあるからです。
最後になってずれていることに気づいても、時間切れということもあります。
自分のルールを決めてマークシートを塗ろう
小さなミスで点数が下がってしまうようなことは、絶対にないようにしたいですよね。
ですので、試験前に自分のルールを決めて、練習するようにしましょう。
試験科目で区切る
「人間と尊厳の自立」の2問を解いて、塗る。
「人間関係とコミュニケーション」の2問を解いて、塗るというやり方。
設問の番号ごとで区切る
問題1~5を解いて、塗る。
問題5~10を解いて、塗る。 (5の倍数)
または、
問題1~10を解いて塗る。
問題10~20を解いて塗る。(10の倍数) というやり方。
どちらも、解答がずれたときに、気づきやすいです。
自分のなかでルールを決めるといいですよ!