国家試験こっかしけん問題もんだいくために必要ひつよう文法ぶんぽうをしっかりおさえましょう。

1.「~ことがある」の 意味いみ

「~ことがある」は、 いつもではないけれど、ときどき~する・~になる ことをあらわします。

意味いみ

毎回まいかいではないが、 ときどき~する・~になる

💡 やさしい 日本語にほんごかんがえると…

「ときどき~する」
「たまに~する」

「~ことがある」が むずかしいときは、 まず 「ときどき~」 いかえて んでみましょう。

れい
電車でんしゃ ことがあります。
ときどき 電車でんしゃます。
意味いみちがいを くらべてみよう
いつも
いつも 電車でんしゃます。
毎回まいかいのように、 電車でんしゃます。
ときどき
ときどき 電車でんしゃます。
ときもありますが、 ない ときもあります。
電車でんしゃることがあります」は、 「ときどき 電車でんしゃます」 という意味いみです。

「いつも る」 という意味いみではありません。
ポイント
「~ことがある」を たら、 「ときどき~する」 かんがえましょう。

大切たいせつなのは、 毎回まいかいではない ということです。

2.ぶんかたちおぼえよう

「~ことがある」の まえには、 動詞どうしがきます。

動詞どうしかたちによって、 「ときどきする」と 「ときどきしない」の 意味いみあらわすことができます。

ポイント:
辞書形じしょけい +「ことがある」
→ ときどきする

ないけい +「ことがある」
→ ときどきしない
動詞どうし辞書形じしょけい + ことがある
動詞どうし辞書形じしょけい ことがある
意味いみ ときどき、その 行動こうどうをする
れい

仕事しごとのあと、 友達ともだち食事しょくじ することがあります。

ときどき、 仕事しごとのあとに 友達ともだち食事しょくじをします。
動詞どうしの ないけい + ことがある
動詞どうしの ないけい ことがある
意味いみ ときどき、その 行動こうどうをしない
れい

いそがしい は、 ひるごはんを べないことがあります。

いそがしい は、 ときどき ひるごはんを べません。
2つのかたちくらべてみよう
辞書形じしょけい + ことがある
→ ときどきする
ないけい + ことがある
→ ときどきしない
「ことがある」の まえてみよう
ことがある
→ ときどき べる
ない ことがある
→ ときどき べない
く ことがある
→ ときどき
ない ことがある
→ ときどき かない
おぼかた

「~ことがある」を つけたら、 「ことがある」の まえ動詞どうし 確認かくにんしましょう。

辞書形じしょけい → ときどきする
ないけい → ときどきしない

3.どんなときに 使つかう?

「~ことがある」は、 いつもではないけれど、ときどき こること あらわすときに 使つかいます。

ポイント:
行動こうどうだけでなく、 からだ状態じょうたい気持きもち、 自然しぜんこることにも 使つかうことができます。
行動こうどう習慣しゅうかん
ときどきする 行動こうどう習慣しゅうかんについて はなすときに 使つかいます。
れい 仕事しごとのあと、 友達ともだち食事しょくじ することがあります。
ときどき、 仕事しごとのあとに 友達ともだち食事しょくじをします。
からだ状態じょうたい
ときどき こる からだ変化へんか状態じょうたいあらわすときにも 使つかいます。
れい さむは、 いた なることがあります。
さむは、 ときどき いたくなります。
気持きも
ときどき かんじる 気持きもちについて はなすときにも 使つかいます。
れい 家族かぞくのことを かんがえると、 さびしく なることがあります。
家族かぞくのことを かんがえると、 ときどき さびしくなります。
こること
天気てんきなど、 ときどき 自然しぜんこることを あらわすときにも 使つかいます。
れい ふゆは、 東京とうきょうでも ゆき ることがあります。
ふゆは、 東京とうきょうでも ときどき ゆきります。
4つに共通きょうつうしていること
「~ことがある」は、 毎回まいかいではなく、 「ときどき こること」を あらわします。
おぼえておこう

「~ことがある」は、 ひとがする 行動こうどうだけに 使つか表現ひょうげんではありません。

からだ状態じょうたい気持きもち、 天気てんきなどにも 使つかうことができます。

ぶんむときは、 「いつもではなく、ときどき こる」 かんがえてみましょう。

4.例文れいぶん確認かくにんしよう

「~ことがある」が ぶんなかでどのように 使つかわれるのか、 例文れいぶん確認かくにんしましょう。

むときのポイント:
「~ことがある」を 「ときどき~」いかえて、 意味いみかんがえてみましょう。
例文れいぶん
やすみの は、 ちかくの 公園こうえん散歩さんぽする ことがあります。
やさしい日本語にほんご

やすみの は、 ときどき ちかくの 公園こうえん散歩さんぽします。

ぶんかたち 散歩さんぽする + ことがある
例文れいぶん
いそがしい あさは、 あさごはんを べない ことがあります。
やさしい日本語にほんご

いそがしい あさは、 ときどき あさごはんを べません。

ぶんかたち べない + ことがある
例文れいぶん
なが時間じかん あるくと、 あしいたくなる ことがあります。
やさしい日本語にほんご

なが時間じかん あるくと、 ときどき あしいたくなります。

ぶんかたち いたくなる + ことがある
例文れいぶん
家族かぞく写真しゃしんると、 さびしくなる ことがあります。
やさしい日本語にほんご

家族かぞく写真しゃしんると、 ときどき さびしい 気持きもちになります。

ぶんかたち さびしくなる + ことがある
例文れいぶん
ふゆは、 東京とうきょうでも ゆき ことがあります。
やさしい日本語にほんご

ふゆは、 東京とうきょうでも ときどき ゆきります。

ぶんかたち る + ことがある
例文れいぶん
つかれていると、 夜中よなかめる ことがあります。
やさしい日本語にほんご

つかれていると、 ときどき 夜中よなかめます。

ぶんかたち める + ことがある
例文れいぶんむときは、 ここを確認かくにんしよう
① 「~ことがある」を 「ときどき~」に いかえられますか?
② 「ことがある」の まえ動詞どうしは、 辞書形じしょけいですか? ないけいですか?
毎回まいかいではなく、 ときどき こることだと かんがえられますか?
例文れいぶんむときのポイント

「~ことがある」は、 ひと行動こうどう だけではなく、 からだ状態じょうたい気持きもち、 自然しぜんこることにも 使つかわれます。

ぶんなかつけたら、 「ときどき~」 いかえてみましょう。

5.一緒いっしょ使つか言葉ことば注意ちゅういしよう

「~ことがある」は、 いつもではなく、ときどき~する という意味いみです。

基本きほんかんがかた

「~ことがある」と 一緒いっしょ使つか言葉ことばは、 「いつもではない」 という意味いみうものを えらびます。
一緒いっしょ使つかえる 言葉ことば
ときどき

「ときどき」は、 「~ことがある」の 意味いみと よくいます。

ときどき 夜中よなかめることがあります。
たまに

「たまに」は、 回数かいすうすくないことを あらわします。

たまに そと食事しょくじを することがあります。
基本的きほんてき一緒いっしょ使つかわない 言葉ことば
よく

「よく」は、 回数かいすうおおいことを あらわします。

「~ことがある」は、 ときどきこること あらわすため、 N3の文法ぶんぽうでは 「よく」とは 基本的きほんてき一緒いっしょ使つかわない おぼえましょう。

いつも

「いつも」は、 毎回まいかい という意味いみです。

「~ことがある」の 「いつもではない」 という意味いみとは わないため、 基本的きほんてき一緒いっしょ使つかいません。

注意ちゅうい
「よく」や「いつも」という 言葉ことば 自体じたい間違まちがいという 意味いみではありません。

「~ことがある」の 「ときどき~する」 という意味いみいにくいため、 この文法ぶんぽうでは 基本的きほんてき使つかわない、 とおぼえましょう。
整理せいりして おぼえよう
ときどき
→ 「~ことがある」と 一緒いっしょ使つかえる
たまに
→ 「~ことがある」と 一緒いっしょ使つかえる
よく
頻度ひんどたかいため、 基本的きほんてき一緒いっしょ使つかわない
いつも
→ 「毎回まいかい」という 意味いみなので、 基本的きほんてき一緒いっしょ使つかわない
試験しけんでは、 この基本きほんおぼえておこう

「~ことがある」は、 「いつもではなく、ときどき~する」 という意味いみです。

そのため、 「ときどき」「たまに」 とは一緒いっしょ使つかえます。
「よく」「いつも」 など、 頻度ひんどたか言葉ことばとは、 基本的きほんてき一緒いっしょ使つかわないと おぼえましょう。

6.「~こともある」も おぼえよう

「~ことがある」の「が」が「も」になって、 「~こともある」 というかたちになることがあります。

「~こともある」は、 「そういう 場合ばあいもある」 という意味いみあらわします。

「~ことがある」と 意味いみは よくています。
~ことがある
→ ときどき~する
れい いそがしい は、 ひるごはんを べない ことがあります。
ときどき ひるごはんを べません。
~こともある
→ そういう場合ばあいもある
れい いそがしい は、 ひるごはんを べない こともあります。
ひるごはんを べない 場合ばあいもあります。
「も」には、どんな 意味いみがある?
「いつもそうではないけれど、
そういう場合ばあいもある」

という気持きもちを あらわすときに、 「~ことある」を 使つかいます。

例文れいぶん確認かくにんしよう
仕事しごといそがしいと、 かえ時間じかんおそくなる こともあります。

かえ時間じかんおそくなる 場合ばあいもあります。
つかれていると、 夜中よなかめる こともあります。

夜中よなかめる 場合ばあいもあります。
体調たいちょうによっては、 食事しょくじ全部ぜんぶ べられない こともあります。

食事しょくじ全部ぜんぶ べられない 場合ばあいもあります。
おぼかた

~ことがある
→ 「ときどき~する」

~こともある
→ 「そういう 場合ばあいもある」

文章ぶんしょうなかで 「~こともある」を つけたら、 「そういう 場合ばあいもある」 いかえて んでみましょう。

7.「~たことがある」と なにちがう?

「~ことがある」と 「~たことがある」は、 かたちていますが、 意味いみちがいます。

大切たいせつなのは、 「ことがある」の まえにある 動詞どうしかたちです。

辞書形じしょけいなら 「ときどき~する」、 たけいなら 「~した 経験けいけんがある」 かんがえましょう。
~ことがある
辞書形じしょけいことがある
意味いみ ときどき~する
れい 仕事しごと大阪おおさか くことがあります。
ときどき 仕事しごと大阪おおさかきます。
~たことがある
けいことがある
意味いみ ~した経験けいけんがある
れい 大阪おおさか ったことがあります。
いままでに 大阪おおさかった 経験けいけんがあります。
3つのかたちくらべてみよう
くことがある
→ ときどき
かないことがある
→ ときどき かない
ったことがある
った 経験けいけんがある
「ことがある」の まえよう
ことがある
→ ときどき べる
ない ことがある
→ ときどき べない
ことがある
べた 経験けいけんがある
💡 試験しけんでは 見間違みまちがえないように 注意ちゅうい
問題文もんだいぶんながいと、 「ことがある」だけを 意味いみめてしまうことがあります。

「ことがある」の まえ動詞どうしまで 確認かくにんする ことが大切たいせつです。
おぼかた

辞書形じしょけい + ことがある
→ ときどき~する

ないけい + ことがある
→ ときどき~しない

けい + ことがある
→ ~した 経験けいけんがある

かたちすこわるだけで 意味いみわるので、 動詞どうしかたち 注目ちゅうもくしましょう。

8.試験しけんではどう 使つかわれる?

「~ことがある」は、 資格試験しかくしけん問題文もんだいぶん事例文じれいぶんでも よく使つかわれます。

試験しけんでは、 「いつもそうなのか」 「ときどきそうなのか」を ただしく むことが 大切たいせつです。

「~ことがある」を つけたら、 まず 「ときどき~」いかえて かんがえてみましょう。
実際じっさい試験しけんでは、 こんなかたち使つかわれています
だい33かい問題もんだい121)
試験しけん使つかわれている 表現ひょうげん

注意ちゅういされると イライラし、 パニックになることがある

やさしい 日本語にほんごにすると…
注意ちゅういされると、 ときどき パニックになります。
「パニックになることがある」は、 毎回まいかい パニックになる という意味いみではありません。

「パニックになる ときもある」 という意味いみです。
ぶんかたち パニックになる + ことがある
だい32かい総合問題そうごうもんだい3・ 事例文じれいぶん
試験しけん使つかわれている 表現ひょうげん

Bさんは、 服薬ふくやくわすれることがある

やさしい 日本語にほんごにすると…
Bさんは、 ときどき くすりむことを わすれます。
服薬ふくやくわすれることがある」は、 いつも くすりわすれる という意味いみではありません。

ときどき くすりむことを わすれるため、 わすれがないか 確認かくにんしています。
ぶんかたち わすれる + ことがある
だい31かい問題もんだい51)
試験しけん使つかわれている 表現ひょうげん

遠慮えんりょして、 下着したぎ交換こうかん もうないことがある

やさしい 日本語にほんごにすると…
遠慮えんりょして、 ときどき 下着したぎ交換こうかんしてほしいと わないことがあります。
このぶんでは、 「ことがある」の まえもうない」 になっています。

これは ないけい + ことがある なので、 「ときどき もうない」 という意味いみになります。
ぶんかたち もうない + ことがある
試験問題しけんもんだいで 「~ことがある」を つけたら
1 「ことがある」の まえ動詞どうし確認かくにんする
2 辞書形じしょけいなら、 「ときどき~する」 かんがえる
3 ないけいなら、 「ときどき~しない」 かんがえる
4 「いつも・毎回まいかい」 という意味いみではない ことを確認かくにんする
⚠ 「~たことがある」と 間違まちがえないように 注意ちゅうい
わすれることがある
→ ときどき わすれる

わすれたことがある
わすれた 経験けいけんがある

「ことがある」だけを ないで、 まえ動詞どうしかたち まで確認かくにんしましょう。
💡 文法ぶんぽうがわかると、 事例文じれいぶん意味いみりやすくなる
試験しけんでは、 「いつもそうしている」のか、 「ときどきそうする」のかによって、 利用者りようしゃ状態じょうたい理解りかいわることがあります。

「~ことがある」を つけたら、 「いつもではない。ときどき~する」 かんがえて みましょう。

9.まとめ

「~ことがある」の 意味いみ使つかかた最後さいご確認かくにんしましょう。

いちばん大切たいせつ意味いみ

「~ことがある」 = 「いつもではなく、ときどき~する」

ぶんかたち確認かくにんしよう
辞書形じしょけい + ことがある
→ ときどき~する
ないけい + ことがある
→ ときどき~しない
~こともある
→ そういう 場合ばあいもある
一緒いっしょ使つか言葉ことばにも 注意ちゅういしよう
ときどき・たまに → 「~ことがある」と 一緒いっしょ使つかえる
よく・いつも 頻度ひんどたかいため、 基本的きほんてき一緒いっしょ使つかわない
「~たことがある」と 間違まちがえないようにしよう
くことがある → ときどき
かないことがある → ときどき かない
ったことがある った 経験けいけんがある
💡 試験問題しけんもんだいつけたら
① 「ことがある」の まえ動詞どうし確認かくにんする
辞書形じしょけいなら 「ときどき~する」かんがえる
③ ないけいなら 「ときどき~しない」かんがえる
④ たけいなら 「~した 経験けいけんがある」 かんがえる
「いつも・毎回まいかい」 という意味いみではない ことを確認かくにんする
「~ことがある」は、 日常会話にちじょうかいわだけでなく、 説明文せつめいぶん事例文じれいぶん資格試験しかくしけんなどでも よく使つかわれます。

文章ぶんしょうで 「~ことがある」を つけたら、 「いつもではなく、ときどき~」 といかえて んでみましょう。