生活支援せいかつしえん技術ぎじゅつ

問題もんだい43

つぎのうち,右片麻痺みぎかたまひ利用者りようしゃ前開まえびらきの上着うわぎ着脱ちゃくだつするときに介護福祉職かいごふくししょくおこな説明せつめいとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 「ぐときは,左肩ひだりかた衣服いふくげてから,右側みぎがわそでからうできましょう」
2 「ぐときは,右肩みぎかた衣服いふくげてから,右側みぎがわそでからうできましょう」
3 「襟元えりもと手前てまえにして,ももうえきましょう」
4 「るときは,右袖みぎそでひじまでとおしてから,左袖ひだりそでとおしましょう」
5 「るときは,右袖みぎそでかたまでとおしてから,左袖ひだりそでとおしましょう」

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい43(解答かいとう解説かいせつ

片麻痺かたまひのある利用者りようしゃ前開まえびらきの上着うわぎ着脱介助ちゃくだつかいじょかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

今回こんかいは、前開まえびらきの上着うわぎ着脱方法ちゃくだつほうほうです。

片麻痺かたまひのある利用者りようしゃ介助かいじょでは、るときは麻痺側まひそく患側かんそく)から、ぐときは健側けんそくからおこなうことが基本きほんです。


1 「ぐときは,左肩ひだりかた衣服いふくげてから,右側みぎがわそでからうできましょう」

【×】あやまりです。うでくとは、そでなかからうでしてふくぐことです。ぐときは、うごかしやすい左側ひだりがわからです。

2 「ぐときは,右肩みぎかた衣服いふくげてから,右側みぎがわそでからうできましょう」

【×】あやまりです。ぐときは、うごかしやすい左側ひだりがわからです。

3 「襟元えりもと手前てまえにして,ももうえきましょう」

【×】あやまりです。襟元えりもととは、くびまわりの衣服いふく部分ぶぶんのことです。襟元えりもと手前てまえではなく、おく膝側ひざがわ)にけてきます。

4 「るときは,右袖みぎそでひじまでとおしてから,左袖ひだりそでとおしましょう」

【×】あやまりです。るときは、麻痺まひのある右側みぎがわからです。ひじまでではなく、かたまでしっかりとおしてから、左袖ひだりそでとおします。

5 「るときは,右袖みぎそでかたまでとおしてから,左袖ひだりそでとおしましょう」

【○】ただしい選択肢せんたくしです。

更衣こうい ♯着脱ちゃくだつ

問題もんだい44

つぎ記述きじゅつのうち,介護老人福祉施設かいごろうじんふくししせつにおける食事しょくじかんする支援しえんとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 食堂しょくどう換気かんきは,不要ふようである。
2 食事中しょくじちゅうは,会話かいわひかえるようにする。
3 食事しょくじたのしくなるような雰囲気ふんいきをつくる。
4 わった利用者りようしゃ食器しょっきは,すぐに下膳げぜんする。
5 照明しょうめいは,あかるさを25 ルクス(lx)以下いかにする。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい44(解答かいとう解説かいせつ

介護老人福祉施設かいごろうじんふくししせつにおける食事環境しょくじかんきょうととのかたと、食事しょくじたのしむための支援しえんかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

日常生活にちじょうせいかつである介護老人福祉施設かいごろうじんふくししせつでは、食事しょくじ栄養えいようをとるだけでなく、たのしみやひととの交流こうりゅう時間じかんでもあります。快適かいてき環境かんきょうづくりが大切たいせつです。


1 食堂しょくどう換気かんきは,不要ふようである。

【×】あやまりです。食堂しょくどうでは、もののにおいや二酸化炭素にさんかたんそがたまりやすいため、適切てきせつ換気かんき必要ひつようです。

2 食事中しょくじちゅうは,会話かいわひかえるようにする。

【×】あやまりです。食事しょくじ時間じかんは、栄養えいようをとるだけでなく、ひととの交流こうりゅうたのしむ大切たいせつ時間じかんでもあります。状況じょうきょうおうじた配慮はいりょ必要ひつようですが、みんながおなじように会話かいわひかえるようにすることは適切てきせつではありません。

3 食事しょくじたのしくなるような雰囲気ふんいきをつくる。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。食事しょくじをおいしくかんじられるように、あかるさ、におい、会話かいわ雰囲気ふんいきなど食事環境しょくじかんきょうととのえることが大切たいせつです。食欲しょくよく向上こうじょう生活せいかつしつ向上こうじょうにもつながります。

4 わった利用者りようしゃ食器しょっきは,すぐに下膳げぜんする。

【×】あやまりです。下膳げぜんとは、食事しょくじわったあと食器しょっき片付かたづけることです。食器しょっきはすぐに片付かたづけるのではなく、利用者りようしゃのペースや食事後しょくじごのゆとりに配慮はいりょし、利用者りようしゃ声掛こえかけをしてから片付かたづけるようにします。

5 照明しょうめいは,あかるさを25 ルクス(lx)以下いかにする。

【×】あやまりです。ルクス(lx)とは、あかるさをあらわわす単位たんいです。
25ルクスは、夜間やかん廊下程度ろうかていどあかるさで、食事しょくじをする環境かんきょうとしてはくらすぎます。食堂しょくどうでは、料理りょうりがはっきりえ、おいしそうにかんじる300~500ルクス程度ていどあかるさがのぞましいです。

介護老人福祉施設かいごろうじんふくししせつ ♯食事しょくじ

問題もんだい45

つぎ記述きじゅつのうち,椅子いすすわって食事しょくじをするときに,利用者りようしゃ食事しょくじをしやすい姿勢しせい確保かくほするための介護かいごとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 足底そくていゆかにつけてもらう。
2 テーブルと身体しんたいあいだは30cmはなしてもらう。
3 椅子いすあさすわってもらう。
4 体幹たいかん後方こうほうかたむけてもらう。
5 あごげてもらう。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい45(解答かいとう解説かいせつ

食事しょくじをするときの姿勢しせいかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

椅子いすすわって食事しょくじをするときは、足底そくていをしっかりゆかにつけ、安定あんていした姿勢しせいをとることが大切たいせつです。これにより、べやすく、また誤嚥ごえん予防よぼうにもつながります。


1 足底そくていゆかにつけてもらう。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。足底そくていゆかについていると、姿勢しせい安定あんていし、ものみやすくなります。

2 テーブルと身体しんたいあいだは30cmはなしてもらう。

【×】あやまりです。テーブルと身体しんたいあいだはなれすぎると、食器しょっきとどきにくくなり、まえかがみの不安定ふあんてい姿勢しせいになってしまいます。

3 椅子いすあさすわってもらう。

【×】あやまりです。食事しょくじのときは、椅子いすふかすわり、もたれも活用かつようしながら安定あんていした姿勢しせいをとることが大切たいせつです。

4 体幹たいかん後方こうほうかたむけてもらう。

【×】あやまりです。体幹たいかんうしろにかたむけると、ものみにくくなったり、誤嚥ごえんしやすくなったりするため、危険きけんです。

5 あごげてもらう。

【×】あやまりです。食事しょくじをするときにあごげると、気道きどうひらきやすくなり、誤嚥ごえん危険きけんたかくなります。あごかるいた姿勢しせいたもつことが大切たいせつです。

食事しょくじ ♯姿勢しせい ♯誤嚥ごえん

問題もんだい46

咀嚼機能そしゃくきのう低下ていかした利用者りようしゃ食事介護しょくじかいごかんするつぎ記述きじゅつのうち,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 おおきめのスプーンでむようにべてもらう。
2 一口量ひとくちりょうは,ティースプーンにかる一杯いっぱい目安めやすにする。
3 べる順番じゅんばんは,介護福祉職かいごふくししょく判断はんだんおこなう。
4 スプーンは,したおくにのせるようにれる。
5 咀嚼そしゃくはじまったら,すぐにつぎものくちれる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい46(解答かいとう解説かいせつ

咀嚼機能そしゃくきのう低下ていかした利用者りようしゃたいする、安全あんぜん食事介助しょくじかいじょ方法ほうほうかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

咀嚼機能そしゃくきのうとは、ものをかんでこまかくする機能きのうのことです。

咀嚼機能そしゃくきのう低下ていかしている利用者りようしゃには、一口量ひとくちりょうすくなくし、利用者りようしゃのかむペースにわせて食事介助しょくじかいじょおこなうことが大切たいせつです。


1 おおきめのスプーンでむようにべてもらう。

【×】あやまりです。咀嚼機能そしゃくきのう低下ていかした利用者りようしゃおおきめのスプーンでおおくのものくちれると、十分じゅうぶんにかめず、誤嚥ごえん危険きけんたかくなります。また、むとものいきおいよくのどへながんでしまい、これもまた誤嚥ごえんにつながります。

2 一口量ひとくちりょうは,ティースプーンにかる一杯いっぱい目安めやすにする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。

3 べる順番じゅんばんは,介護福祉職かいごふくししょく判断はんだんおこなう。

【×】あやまりです。べる順番じゅんばんは、利用者本人りようしゃほんにん希望きぼうべやすさをかんがえてめることが大切たいせつです。介護福祉職かいごふくししょく判断はんだんめることではありません。

4 スプーンは,したおくにのせるようにれる。

【×】あやまりです。プーンをしたおくれると、むせたり、誤嚥ごえんしたりする危険きけんがあります。

5 咀嚼そしゃくはじまったら,すぐにつぎものくちれる。

【×】あやまりです。咀嚼そしゃくとは、ものをかむことです。利用者りようしゃがかみはじめたら、十分じゅうぶんにかみわり、んだことを確認かくにんしてから、つぎものくちれます。

食事介助しょくじかいじょ ♯咀嚼そしゃく

問題もんだい47

Aさん(80さい女性じょせい要介護ようかいご3)は,介護老人福祉施設かいごろうじんふくししせつ生活せいかつしている。食事しょくじ見守みまもりのもとでほぼ自力じりき摂取せっしゅしているが,嚥下機能えんげきのう低下ていかしてきている。医師いしからは,食事摂取しょくじせっしゅ配慮はいりょするように指導しどうされている。ある昼食中ちゅうしょくちゅう,Aさんは食事しょくじを1/3 ほどべたところではしとめめ,表情ひょうじょうがこわばり,呼吸こきゅうもややあさくなった。
つぎ記述きじゅつのうち,介護福祉職かいごふくししょく医療職いりょうしょく報告ほうこくすると同時どうじに,最初さいしょおこな対応たいおうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 血圧けつあつ測定そくていする。
2 口腔こうくう状況じょうきょう観察かんさつする。
3 くちすぼめ呼吸こきゅううながす。
4 その仰臥位ぎょうがい背臥位はいがい)になってもらう。
5 すぐにくすり服用ふくようしてもらう。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい47(解答かいとう解説かいせつ

食事中しょくじちゅう誤嚥ごえん窒息ちっそくうたがわれる利用者りようしゃへの初期対応しょきたいおうかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

誤嚥ごえん窒息ちっそくうたがわれる場合ばあい医療職いりょうしょくへの報告ほうこくはもちろんですが、初期しょき対応たいおうがとても重要じゅうようです。選択肢せんたくしながら、確認かくにんをしていきましょう。


1 血圧けつあつ測定そくていする。

【×】あやまりです。血圧けつあつ測定そくていすることは利用者りようしゃ状態じょうたい把握はあくするために重要じゅうようですが、食事中しょくじちゅうきゅう呼吸こきゅうあさくなった場合ばあいは、まず優先ゆうせんするのは、窒息ちっそく誤嚥ごえん可能性かのうせい確認かくにんすることです。

2 口腔こうくう状況じょうきょう観察かんさつする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。「食事中しょくじちゅうはしめ、表情ひょうじょうがこわばり、呼吸こきゅうあさくなった」とあるため、ものくちなかやのどにのこっている、あるいは誤嚥ごえん窒息ちっそくきている可能性かのうせいうたがい、くちなか観察かんさつし、安全あんぜん確認かくにんすることがもっと重要じゅうようです。

3 くちすぼめ呼吸こきゅううながす。

【×】あやまりです。くちすぼめ呼吸こきゅうとは、はなからいきをすい、くちをすぼめてゆっくりいき呼吸方法こきゅうほうほうのことです。くちすぼめ呼吸こきゅうは、慢性閉塞性肺疾患まんせいへいそくせいはいしっかん(COPD)などで呼吸こきゅうらくにするためにおこな方法ほうほうで、今回こんかい対応たいおうとしては適切てきせつではありません。

4 その仰臥位ぎょうがい背臥位はいがい)になってもらう。

【×】あやまりです。食事中しょくじちゅう窒息ちっそく誤嚥ごえんうたがわれる利用者りようしゃ仰臥位ぎょうがい背臥位はいがい)にすると、ものがさらに気道きどうはいりやすくなり、危険きけんです。

5 すぐにくすり服用ふくようしてもらう。

【×】あやまりです。介護福祉職かいごふくししょく判断はんだんだけでくすり服用ふくようしてもらうことはできません。

報告ほうこく ♯誤嚥ごえん ♯窒息ちっそく

問題もんだい48

ベッドじょうおこな陰部洗浄いんぶせんじょうかんするつぎ記述きじゅつのうち,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 滅菌手袋めっきんてぶくろ使用しようしておこなう。
2 上半身じょうはんしんはベッドの手前端てまえはし移動いどうする。
3 バスタオルで両下肢りょうかしつつむ。
4 洗浄せんじょうするときは,43℃のおもちいる。
5 終了後しゅうりょうごは,しタオルで水分すいぶんる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい48(解答かいとう解説かいせつ

ベッドじょうおこな陰部洗浄いんぶせんじょう基本的きほんてき方法ほうほうかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

陰部洗浄いんぶせんじょうでは、清潔せいけつたもつだけでなく、利用者りようしゃ羞恥心しゅうちしんずかしいとかんじる気持きもち)に配慮はいりょすることが大切たいせつです。


1 滅菌手袋めっきんてぶくろ使用しようしておこなう。

【×】あやまりです。滅菌手袋めっきんてぶくろとは、細菌さいきんやウイルスを完全かんぜん除去じょきょした手袋てぶくろのことで、手術しゅじゅつなどの場面ばめん使用しようするものです。陰部洗浄いんぶせんじょう使つかての清潔せいけつ手袋てぶくろ使用しようします。

2 上半身じょうはんしんはベッドの手前端てまえはし移動いどうする。

【×】あやまりです。陰部洗浄いんぶせんじょうおこなうときは、利用者りようしゃ安全あんぜんらく姿勢しせいをとれるようにすることが大切たいせつです。上半身じょうはんしんではなく、腰部ようぶをベッドの手前端てまえはしせるようにします。

3 バスタオルで両下肢りょうかしつつむ。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。陰部洗浄いんぶせんじょうでは、利用者りようしゃ羞恥心しゅうちしん配慮はいりょするため、バスタオルで両下肢りょうかしつつむようにします。

4 洗浄せんじょうするときは,43℃のおもちいる。

【×】あやまりです。陰部洗浄いんぶせんじょう使用しようするお温度おんどは、一般的いっぱんてきに38~40℃程度ていど適切てきせつです。

5 終了後しゅうりょうごは,しタオルで水分すいぶんる。

【×】あやまりです。終了後しゅうりょうごは、かわいたタオルでやさしく水分すいぶんります。水分すいぶんのこったまま衣服いふくをつけてしまうと、はだトラブルの原因げんいんになります。

陰部洗浄いんぶせんじょう

問題もんだい49

腹部ふくぶ清拭せいしき方法ほうほうしめす。矢印やじるし方向ほうこうあらわしている。
つぎのうち,基本的きほんてき清拭せいしき方法ほうほうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい49(解答かいとう解説かいせつ

腹部ふくぶ清拭せいしき基本きほんかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

腹部ふくぶ清拭せいしきは、皮膚ひふよごれをとすだけでなく、「ちょう蠕動運動ぜんどううんどう刺激しげきし、排便はいべんうまがす」という重要じゅうよう目的もくてきがあります。


1 横方向よこほうこう何度なんど方向ほうこうえる・うえからした

【×】あやまりです。便べんすすむルートを無視むししたです。

2 へそを中心ちゅうしんとして、時計回とけいまわりりにえんえが

【○】ただしい選択肢せんたくしです。

3 縦方向たてほうこう何度なんど方向ほうこうえる

【×】あやまりです。便べんすすむルートを無視むししたです。

4 反時計回はんとけいまわりのえんえが

【×】あやまりです。もっと注意ちゅういすべき間違まちがいです。時計とけいとはぎゃくうごきになっているため、便べん腸内ちょうないすす方向ほうこうぎゃくあつをかけてしまうことになります。

5 横方向よこほうこう何度なんど方向ほうこうえる・したからうえ

【×】あやまりです。便べんすすむルートを無視むししたです。

清拭せいしき

問題もんだい50

Aさん(55さい男性だんせい会社員かいしゃいん)は,20さいのときに交通事故こうつうじこだい5頚髄けいずい(C5)を損傷そんしょうした。現在げんざい電動車でんどうくるまいすを利用りようし,自宅じたく自立じりつした生活せいかつおくっている。身体状況しんたいじょうきょう安定あんていしているが,ときどき仙骨部せんこつぶ褥瘡じょくそうができることがある。入浴にゅうよくは,居宅介護きょたくかいご(ホームヘルプサービス)を利用りようしていて,訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)が福祉用具ふくしようぐもちいて入浴介護にゅうよくかいごをしている。
つぎのうち,Aさんが入浴時にゅうよくじ使用しようしている福祉用具ふくしようぐとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 移乗台いじょうだい
2 バスボード
3 入浴用にゅうよくようリフト
4 浴槽用手よくそうようてすり
5 すべめマット

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい50(解答かいとう解説かいせつ

頸髄損傷けいずいそんしょう利用者りようしゃが、安全あんぜん入浴にゅうよくするために使用しようする福祉用具ふくしようぐかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

頸髄損傷けいずいそんしょうとは、くび脊髄せきずいきずつくことでこる障害しょうがいです。

だい5頸髄けいずい(C5)を損傷そんしょうすると、かたひじ前腕ぜんわん一部いちぶはある程度動ていどうごかせますが、もちいたうご以外いがい制限せいげんがあり、ほとんどのADLは介護かいご必要ひつようになります。

福祉用具ふくしようぐは、障害しょうがい程度ていどのこっている身体機能しんたいきのうわせて、適切てきせつえらびます。


1 移乗台いじょうだい

【×】あやまりです。移乗台いじょうだいは、浴槽よくそうそと設置せっちし、利用者りようしゃすわったまま浴槽よくそう出入でいりできるようにするものです。自力じりき座位ざいたもつことがむずかしいAさんにはてきしていません。

2 バスボード

【×】あやまりです。バスボードは浴槽よくそう両縁りょうふちけて、すわったまま浴槽よくそうをまたぐための福祉用具ふくしようぐです。自力じりき座位ざいたもつことがむずかしいAさんにはてきしていません。

3 入浴用にゅうよくようリフト

【○】ただしい選択肢せんたくしです。

4 浴槽用手よくそうようてすり

【×】あやまりです。すりは、利用者本人りようしゃほんにんが「にぎって」からだささえるためのものです。Aさんはゆびげてにぎることがむずかしいため、適切てきせつではありません。

5 すべめマット

【×】あやまりです。すべめマットは、浴室内よくしつないでの転倒てんとうふせぐためのものです。おしりすべらないように浴槽内よくそうない使つかうものやあら使つかうものなどがあります。体幹たいかん安定あんていしないAさんが使用しようする福祉用具ふくしようぐとしては適切てきせつではありません。

頚髄損傷けいずいそんしょう ♯入浴にゅうよく

問題もんだい51

Aさん(85さい男性だんせい要介護ようかいご3)は,アルツハイマー型認知症がたにんちしょう(dementia of the Alzheimer’s type)と診断しんだんされ,認知症対応型共同生活介護にんちしょうたいおうがたきょうどうせいかつかいご認知症高齢者にんちしょうこうれいしゃグループホーム)で生活せいかつをしている。入所時にゅうしょじ,Aさんは,尿意にょうい便意べんいはあり,自分じぶんでトイレにって排泄はいせつできていた。最近さいきん認知機能にんちきのう低下ていかによって,トイレ以外いがい場所ばしょ排泄はいせつするようになった。
つぎ記述きじゅつのうち,Aさんの状態じょうたいわせた介護福祉職かいごふくししょく対応たいおうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 骨盤底筋訓練こつばんていきんくんれんおこなう。
2 かみおむつを使用しようする。
3 一日いちにち水分摂取量すいぶんせっしゅりょうらす。
4 ほかの利用者りようしゃおな時間じかんにトイレへ誘導ゆうどうする。
5 トイレの出入口でいりぐちに「トイレ」といたかみる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい51(解答かいとう解説かいせつ

認知症にんちしょうのある利用者りようしゃたいする排泄支援はいせつしえんかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

認知機能にんちきのうとは、記憶きおくする、かんがえる、判断はんだんする、時間じかん場所ばしょ理解りかいするなどののうはたらきのことです。

Aさんは、認知機能にんちきのうの低下により、トイレの場所ばしょがわからなくなったり、なにをすればいいのかわからなくなったりしている状態じょうたいです。

認知症にんちしょう利用者りようしゃへの支援しえんでは、できなくなったことをめるのではなく、わかりやすい環境かんきょうととのえて、できることを支援しえんすることが大切たいせつです。


1 骨盤底筋訓練こつばんていきんくんれんおこなう。

【×】あやまりです。骨盤底筋訓練こつばんていきんくんれんとは、排尿はいにょう排便はいべんをコントロールする筋肉きんにくきたえる訓練くんれんのことです。Aさんは尿意にょうい便意べんいはあるため、この訓練くんれんおこなったからといっていま課題かだい改善かいぜんすることにはつながりません。

2 かみおむつを使用しようする。

【×】あやまりです。Aさんは尿意にょうい便意べんいはあり、トイレにって排泄はいせつすることはできていました。かみおむつを使用しようするのではなく、トイレを利用りようしやすい環境かんきょうととのえることを優先ゆうせんします。

3 一日いちにち水分摂取量すいぶんせっしゅりょうらす。

【×】あやまりです。トイレの失敗しっぱいらすために水分量すいぶんりょうらすことは、脱水だっすい便秘べんぴ尿路感染症にょうろかんせんしょうなどの原因げんいんになり危険きけんです。水分すいぶんらすのではなく、トイレを利用りようしやすい環境かんきょうととのえることを優先ゆうせんします。

4 ほかの利用者りようしゃおな時間じかんにトイレへ誘導ゆうどうする。

【×】あやまりです。介護かいごでは個別こべつケアが基本きほんです。排泄はいせつのタイミングはいとによってちがうため、本人ほんにん排泄はいせつパターンや生活せいかつリズムにわせてトイレへ誘導ゆうどうします。

5 トイレの出入口でいりぐちに「トイレ」といたかみる。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。Aさんは認知機能にんちきのう低下ていかにより、トイレの場所ばしょがわからなくなっているとかんがえられます。Aさんがトイレの場所ばしょ認識にんしきしやすいようにすることが適切てきせつ支援しえんです。

♯アルツハイマー型認知症がたにんちしょう ♯認知機能にんちきのう