認知症の理解
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問題88
次の記述のうち,認知症(dementia)の人の遂行機能障害の症状として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 ご飯を食べたことを忘れて,ご飯をほしいと言う。
2 包丁の使い方を忘れて,うまく使うことができない。
3 食事が配膳されているが,左側のものを残す。
4 調理の手順を順序だてて行うことができない。
5 皿の模様をおかずと間違えて,スプーンですくおうとする。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題88
認知症の遂行機能障害のに関する問題です。
答えは、「4」です。
遂行機能障害とは、日常生活において順序立てて、物事を進めることが難しい障害です。
1 ご飯を食べたことを忘れて,ご飯をほしいと言う。
【×】誤りです。これは「記憶障害」を表した文章です。記憶障害とは、新しいことを覚えたり、覚えていたことを思い出したりすることが難しくなる状態です。
2 包丁の使い方を忘れて,うまく使うことができない。
【×】誤りです。これは「失行」を表した文章です。失行とは、体を動かす力はあるのに、覚えていた動作や道具の使い方がわからなくなる状態です。
3 食事が配膳されているが,左側のものを残す。
【×】誤りです。これは「半側空間無視」を表した文章です。半側空間無視とは、目には見えていても、体の左右どちらか一方にある物に気づきにくくなる状態です。
4 調理の手順を順序だてて行うことができない。
【○】正しい選択肢です。料理をするためには、必要な物を準備し、材料を切り、火を通すなど、いくつかの作業を順番に行う必要があります。このように、次に何をすればいいのかわからなくなる状態が、遂行機能障害です。
5 皿の模様をおかずと間違えて,スプーンですくおうとする。
【×】誤りです。これは「失認」を表した文章です。