解答と解説
問題85
レビー小体型認知症に関する問題です。
答えは、「2」です。
レビー小体型認知症は、脳にレビー小体という異常なタンパク質が蓄積することで、認知機能や体の動きなどに問題が起こる認知症です。
幻視、パーキンソン症状、日内変動などが特徴です。
1 ノンレム睡眠行動障害による大声
【×】誤りです。レビー小体型認知症では、睡眠中に大声を出したり、夢に合わせて体を動かしたりすることがありますが、これは「レム睡眠行動障害」です。
2 自律神経症状による起立性低血圧(orthostatic hypotension)
【○】正しい選択肢です。起立性低血圧とは、急に立ち上がったときに血圧が大きく下がり、立ちくらみやめまいを起こす症状のことです。レビー小体型認知症では、自律神経の働きが悪くなりやすく、起立性低血圧などの症状が見られます。
3 聴覚認知機能の障害による幻聴
【×】誤りです。幻聴とは、実際には音や声がないのに、聞こえると感じることです。レビー小体型認知症では、実際にはいない人や動物などが見える「幻視」が代表的な症状が見られます。
4 側頭葉の萎縮による意味性失語
【×】誤りです。意味性失語とは、言葉の発音はスムーズにできるものの、単語の意味(「りんご」や「時計」が何を指すか)が理解できなくなる症状のことです。これは、前頭側頭型認知症で見られる症状です。
5 嚥下機能の促進による食欲増加
【×】誤りです。レビー小体型認知症は、進行が進むと嚥下機能が低下します。嚥下機能が促進して、食欲が増加するわけではありません。