解答と解説
問題84
多点杖を使用した歩行に関する問題です。
答えは、「1」です。
多点杖は杖の先端が3~4本に分かれている杖で、T字杖と比べて安定性が高いのが特徴です。
片麻痺のある人が「多点杖」を使って歩くときには、体のバランスを保ち、転倒を防ぐために正しい順序で歩くことが重要です。
多点杖の3動作歩行の基本は「杖 → 麻痺側 → 健側」の順です。安定した体重移動ができる歩き方です。
1 「杖,右足,左足の順で歩きましょう」
2 「杖,左足,右足の順で歩きましょう」
【×】誤りです。杖の次は、麻痺側(右足)です。多点杖が支えになっているため、麻痺側(右足)を安心して出すことができます。
3 「右足,左足,杖の順で歩きましょう」
【×】誤りです。まず杖を出し、体を支える基盤を作ります。
4 「左足,杖,右足の順で歩きましょう」
【×】誤りです。まず杖を出し、体を支える基盤を作ります。
5 「左足,右足,杖の順で歩きましょう」
【×】誤りです。まず杖を出し、体を支える基盤を作ります。