介護かいごの基本きほん

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問題もんだい69

Bさん(82歳さい,女性じょせい,要介護ようかいご 2 )は,若わかいときに夫おっとを亡なくし,家いえで仕事しごとをしながら子こどもを一人ひとりで育そだてた。夫おっとや子こどもと過すごした家いえの手入ていれは毎日欠まいにちかかさず行おこなっていた。数年前すうねんまえに,アルツハイマー型認知症がたにんちしょう(dementia of the Alzheimerʼs type)と診断しんだんされ,認知にんち症対応型共同生活介護しょうたいおうがたきょうどうせいかつ(認知症高齢者にんちしょうこうれいしゃグループホーム)に入居にゅうきょした。夕方ゆうがたになると,「私わたし,家いえに帰かえらないといけない」と介護福祉職かいごふくししょくに何度なんども訴うったえている。
Bさんに対たいする介護福祉職かいごふくししょくの声こえかけとして,最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

1 「仕事しごとはないですよ」
2 「ここが家いえですよ」
3 「外そとに散歩さんぽに行いきますか」
4 「家いえのことが気きになるんですね」
5 「子こどもさんが『ここにいてください』と言いっていますよ」

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとうと解説かいせつ

問題もんだい69(解説かいせつ)

利用者りようしゃへの声こえかけとして最もっとも適てきしたものを選えらぶ問題もんだいです。

答こたえは、「4」です。

事例じれいの中なかから、答こたえに必要ひつような情報じょうほうを集あつめて、症状しょうじょうにあった言動げんどうがとれるようにしましょう。

今回こんかいの事例じれいでおさえるポイントは次つぎのとおりです。

  • アルツハイマー型認知症がたにんちしょう
  • 夕方ゆうがたになると、「家いえに帰かえらないといけない」と何度なんども訴うったえる。

認知症にんちしょうのBPSD(行動こうどう・心理症状しんりしょうじょう)の1つに「帰宅願望きたくがんぼう」があります。

特とくに、夕方ゆうがたになると落おち着つかなくなる症状しょうじょうを「夕暮ゆうぐれ症候群しょうこうぐん」といいます。

1 「仕事しごとはないですよ」

【×】「帰かえらないと」と言いっているBさんに仕事しごとを話はなしをするのは、話はなしがつながりませんので、誤あやまりです。

2 「ここが家いえですよ」

【×】Bさんにとっての家いえは、「夫おっとや子こどもと過すごした家いえ」ですので、Bさんは納得なっとくしませんので、誤あやまりです。

3 「外そとに散歩さんぽに行いきますか」

【×】帰宅願望きたくがんぼうがある人ひとを外そとの散歩さんぽに誘さそう行為こういは、家いえに帰かえりたいという気持きもちを強つよくすることにつながり、危険きけんです。

4 「家いえのことが気きになるんですね」

【〇】認知症にんちしょうのBPSDへの対応たいおうとして、まずはその人ひとの気持きもちに寄より添そうことが大切たいせつです。
この声こえかけは、Bさんに寄より添そった声こえかけです。

5 「子こどもさんが『ここにいてください』と言いっていますよ」

【×】認知症にんちしょうの方かたでも、事実じじつではないことで対応たいおうしてはいけません。その場ばの問題もんだいを解決かいけつするためだけに嘘うそをついたりしないようにしましょう。

#アルツハイマー型認知症がたにんちしょう #BPSD #夕暮ゆうぐれ症しょう候こう群ぐん