介護福祉士国家試験では、「保護」「保持」「保険」など、「保」が入った言葉を学びます。
言葉の意味がわからなくても、漢字の意味を知っていると、考えるヒントになります。
試験に出る言葉
保護・保持・保険
では、「保」には、どんな意味があるでしょうか?
このページで覚えよう
「保」の基本イメージを覚えて、知らない言葉が出てきたときにも、漢字から意味を考える練習をしましょう。
試験に出る漢字
保
基本イメージ
安全や状態を
まもる・たもつ
「保つ」とも読みます。
「たもつ」= 今の状態を続けること
たとえば、座った姿勢をたもつ → 座ったままでいる。
組み合わせる漢字によって、言葉の意味が変わります。
この漢字が入る言葉
保護保持保険
漢字を組み合わせて考えよう
漢字を分けて、意味を考えましょう。これは、言葉を覚えるための学習ヒントです。
保護
意味を合わせると
↓
保護
危険などから守り、安全を保つことです。「皮膚を保護する」「個人情報を保護する」のように使います。
保持
意味を合わせると
↓
保持
今の状態を続けることです。「姿勢を保持する」なら、その姿勢のままでいることです。「秘密保持」のように、秘密を守る意味でも使います。
保険
意味を合わせると
↓
保険
病気や事故などによる負担に備える仕組みです。加入者が保険料を出し合い、決められた条件に当てはまると給付を受けます。「危険に備えて暮らしを守る」は、覚えるためのヒントです。
言葉の違いを整理しよう
「何を守る・保つのか」に注目しましょう。
保険
病気や事故などの負担に備える仕組み
保護は「守る」、保持は「今の状態を続ける」、保険は「負担に備える仕組み」。
「皮膚の保護」「姿勢の保持」「介護保険」のように覚えましょう。
「保持」と「維持」は意味が重なることがあります。「保持は短時間、維持は長時間」と決めず、何を保つのかを読みましょう。
知らない言葉が出たら、漢字から考えよう
知っている部分に分けてみましょう。
STEP 1
言葉を分ける
「立位保持」=「立位」+「保持」
↓
STEP 2
知っている漢字から考える
「立位」は立った姿勢。「保持」は今の状態を続けることです。
「立った姿勢のままでいることかな?」
↓
STEP 3
正しい意味を確認する
「立位保持」は、立った姿勢のままでいることです。自分だけで保てるのか、支えが必要なのかは、前後の文で確認します。
「保」を見つけたら、何を守る・保つのかを考えましょう。
試験で覚えるポイント
ここを覚えよう
保= まもる・たもつ
保護・保持
何を守るのか、どの状態を保つのかを確認する。
保険
保険料や給付などに関係する仕組み。制度ごとの条件も確認する。
保険は、病気や事故そのものを必ず防ぐ仕組みではありません。それらによる負担に備えるものです。
漢字から考えてみよう
「保」のイメージをヒントにしましょう。この2問は学習用のオリジナル問題です。
問題 1
「座位を保持する」は、どちらの意味ですか?
A 座った姿勢のままでいる
B 座った姿勢から立ち上がる
答え
A 座った姿勢のままでいる
「座位」は座った姿勢、「保持」はその状態を続けることです。
漢字から考えるポイント
どの姿勢を保つかに注目しましょう。
問題 2
「保険」の説明として適切なのはどちらですか?
A 病気や事故が絶対に起こらなくなる仕組み
B 病気や事故などによる負担に備える仕組み
答え
B 病気や事故などによる負担に備える仕組み
保険は、決められた条件に応じて給付を受ける仕組みです。
漢字から考えるポイント
漢字のイメージだけでなく、言葉全体の意味も覚えましょう。
実際の過去問に挑戦
「保」が入った言葉を、実際の問題で確認しましょう。
「保」が使われた過去問
第36回 問題66
個人情報の保護
問題文に「個人情報の保護」という表現があります。ここで守るものは、利用者に関する情報です。情報の扱い方が適切かを考えましょう。
第38回 問題64
立位の保持
選択肢に「立位を保持する」という表現があります。立った姿勢を保つという意味を確認しましょう。
第38回 問題16
介護保険
介護保険制度のサービス利用についての問題です。言葉の意味を確認してから、制度のルールを考えましょう。
問題を解くときのヒント
言葉の意味と、選択肢が正しいかを分けて考えましょう。
今日の漢字
いっしょに覚えよう
保険
病気や事故などの負担に備える仕組み
試験で知らない言葉が出たら、知っている漢字を探して、意味を考えてみましょう。
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