介護福祉士国家試験では、「脱水」「脱臼」「着脱」など、「脱」が入った言葉を学びます。
言葉の意味がわからなくても、漢字の意味を知っていると、考えるヒントになります。
試験に出る言葉
脱水・脱臼・着脱
では、「脱」には、どんな意味があるでしょうか?
このページで覚えよう
「脱」の基本イメージを覚えて、知らない言葉が出てきたときにも、漢字から意味を考える練習をしましょう。
試験に出る漢字
脱
基本イメージ
ぬける・はずれる
「服を脱ぐ」の「脱ぐ」も、この漢字です。言葉によって「ぬぐ」「ぬける」「はずれる」などの意味になります。「脱水」「脱臼」は、小さい「っ」が入る読み方にも注意しましょう。
この漢字が入る言葉
脱水脱臼着脱
漢字を組み合わせて考えよう
漢字を分けて、意味を考えましょう。これは、言葉を覚えるための学習ヒントです。
脱水
意味を合わせると
↓
脱水
体の中の水分が足りなくなった状態です。汗などで水分が失われることや、取る水分が少ないことなどで起こります。「水がすべてなくなる」という意味ではありません。
脱臼
意味を合わせると
↓
脱臼
関節で、骨が本来の位置からはずれることです。関節は、骨と骨のつなぎ目です。「臼」はもともと「うす」のことですが、ここでは骨を受けるくぼみをイメージすると覚えやすくなります。
着脱
意味を合わせると
↓
着脱
衣服などを着たり脱いだりすることです。「ズボンの着脱」は、ズボンをはくことと脱ぐことです。
言葉の違いを整理しよう
何がぬける・はずれるのかに注目しましょう。
脱水
体の水分が足りない状態
脱臼
関節で骨が本来の位置からはずれる
着脱
衣服などを着たり脱いだりする
脱水は「水分」、脱臼は「関節の骨」、着脱は「衣服など」に注目します。
「脱臼」と「骨折」は別の言葉です。脱臼は関節がはずれること、骨折は骨が折れたり、ひびが入ったりすることです。
知らない言葉が出たら、漢字から考えよう
知っている漢字をヒントにしましょう。
たとえば
「上着の着脱を介助する」
STEP 1
言葉を分ける
「着脱」=「着」+「脱」
↓
STEP 2
知っている漢字から考える
「着」は着る、「脱」は脱ぐ、というイメージです。
「服を着たり、脱いだりすることかな?」
↓
STEP 3
正しい意味を確認する
「上着の着脱を介助する」は、上着を着ることや脱ぐことを手伝う、という意味です。
着脱には「着る」と「脱ぐ」の両方が含まれます。問題文では、どちらの動作について聞かれているかも確認しましょう。
試験で覚えるポイント
ここを覚えよう
脱= ぬける・はずれる
脱水
体の水分が足りない状態
脱臼
関節で骨が本来の位置からはずれる
着脱
衣服などを着たり脱いだりする
漢字のイメージは、意味を考えるヒントです。脱水を「体の水がすべてなくなること」と覚えないようにしましょう。
漢字から考えてみよう
この2問は学習用のオリジナル問題です。
問題 1
体の「脱水」は、どちらの状態ですか?
A 水分が足りない
B 水分が多すぎる
答え
A 水分が足りない
「脱」のぬけるイメージと「水」を合わせて考えます。
漢字から考えるポイント
水分が不足した状態と覚えましょう。
問題 2
「脱臼」は、どちらの意味ですか?
A 骨が折れること
B 関節で骨が本来の位置からはずれること
答え
B 関節で骨が本来の位置からはずれること
「脱」のはずれるイメージです。
漢字から考えるポイント
脱臼と骨折の意味を分けて覚えましょう。
実際の過去問に挑戦
「脱」が使われた問題を確認しましょう。
「脱」が使われた過去問
第35回 問題38
脱水
高齢者の脱水について問う問題です。水分が足りない状態という意味を確認してから、選択肢を読みましょう。
第36回 問題87
着脱
問題文に「ズボンを着脱するとき」と出てきます。ズボンをはくことと脱ぐことの両方を表しています。各選択肢がどちらの動作かにも注目しましょう。
問題を解くときのヒント
言葉の意味をつかんだら、問題で何を選ぶように求められているかも確認しましょう。
今日の漢字
いっしょに覚えよう
脱水
体の水分が足りない状態
脱臼
関節で骨が本来の位置からはずれる
着脱
衣服などを着たり脱いだりする
試験で知らない言葉が出たら、知っている漢字を探して、意味を考えてみましょう。