認知症の理解
問題40
次の記述のうち,見当識障害に関する質問として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 「私たちが今いるところはどこですか」
2 「100 から 7 を順番に引いてください」
3 「先ほど覚えてもらった言葉をもう一度言ってみてください」
4 「次の図形を写してください」
5 「この紙を左手で取り,両手で半分に折って,私に返してください」
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題40
見当識障害に関する問題です。
答えは、「1」です。
見当識障害は、認知症の「中核症状」の1つです。
時間、場所、人物など自分が置かれている状況がわからなくなる、認知症の初期症状の1つです。
ちょろた先生
症状については、今回の問題のように、具体例を選ぶ問題が出されることがあります。
利用者さんの症状などを参考にして、頭を整理しましょう。
1 「私たちが今いるところはどこですか」
【○】今いるところがわからないというのは、「見当識障害」です。
2 「100 から 7 を順番に引いてください」
【×】この選択肢は、認知症の評価スケール「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」の判定項目です。
3 「先ほど覚えてもらった言葉をもう一度言ってみてください」
【×】選択肢2と同じ、長谷川式認知症スケール(HDS-R)」の判定項目です。
4 「次の図形を写してください」
【×】この選択肢は、認知症の評価スケール「MMSE(ミニメンタルステート検査)」の判定項目です。
5 「この紙を左手で取り,両手で半分に折って,私に返してください」
【×】選択肢4と同じ、「MMSE(ミニメンタルステート検査)」の判定項目です。
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