「~に対して」は、
人や
物事を
相手・
対象にして、
行動や
気持ち、
態度などを
表すときに
使う
文法です。
このページでは、
「~に対して」の
意味と
使い
方を
例文で
確認します。
また、
「~に対する」
「~について」
「~にとって」との
違いや、
試験問題での
読み
方も
学びます。
1.「~に対して」の
意味
「~に対して」は、
人や
物事を
相手・
対象にして、
行動や
気持ち、
態度などを
表すときに
使います。
「~に対して」
を見つけたら、
「誰・
何を
相手・
対象にしている?」
と考えると、
意味が
分かりやすくなります。
①
基本の
意味
~に対して
↓
意味
~を
相手・
対象にして
②
行動の
相手を
表す
介護福祉職は、
Aさんに対して
ゆっくり
説明しました。
やさしい
日本語
→
説明する
相手は
Aさんです。
→
介護福祉職は、
Aさんを
相手にして
説明しました。
③
気持ちを
向ける
相手を
表す
家族は、
職員に対して
感謝しています。
やさしい
日本語
→
家族が
感謝している
相手は
職員
です。
「~に対して」を
見つけたら
確認しよう
①
誰・
何に
対して?
→
行動や
気持ちが
向いている
相手・
対象を
確認します。
② その
相手・
対象に
何をしている?
→
説明する、
話す、
感謝する、
不満を
持つなど、
後ろの
内容も
確認します。
💡
人だけに
使う
文法ではありません
「~に
対して」は、
人だけでなく、
質問や
問題などにも
使うことができます。
例:
質問に対して
答える。
→
質問を
対象にして
答える、
という
意味です。
「~に対して」の
基本
~に対して
↓
~を
相手・
対象にして
文を
読むときは、
「誰・
何に
対して?」
と
考えましょう。
3.どんなときに
使う?
「~に対して」は、
人や
物事を
相手・
対象にして、
行動や
気持ち、
態度などを
表すときに
使います。
「~に対して」
を見つけたら、
「誰・
何に
行動や
気持ちが
向いている?」
と考えましょう。
4つの
使い
方を
確認しよう
①
行動の
相手
説明する、
話す、
声をかけるなど
②
気持ちの
相手
感謝する、
不満を
持つなど
③
態度を
向ける
相手
丁寧に
接する、
厳しい
態度をとるなど
④
物事を
対象にする
質問に
答える、
問題に
対応するなど
①
人に
何かをするとき
説明する、
話す、
声をかけるなど、
行動を
向ける
相手を
表します。
介護福祉職は、
Aさんに対して
ゆっくり
説明しました。
やさしい
日本語
→
説明を
受ける
相手は
Aさんです。
誰に
対して?
→ Aさん
何をした?
→
ゆっくり
説明した
②
人への
気持ちを
表すとき
感謝、
不満、
怒りなどの
気持ちが
向いている
相手を
表すことがあります。
家族は、
職員に対して
感謝しています。
やさしい
日本語
→
感謝している
相手は
職員
です。
Aさんは、
家族に対して
不満を
持っています。
誰に
対して?
→
家族
どんな
気持ち?
→
不満
③
人への
態度を
表すとき
相手に
どのような
態度をとるのかを
表すときにも
使います。
介護福祉職は、
利用者に対して
丁寧に
接します。
やさしい
日本語
→
丁寧に
接する
相手は
利用者
です。
父親は、
子どもに対して
厳しい
態度をとりました。
誰に
対して?
→
子ども
どんな
態度?
→
厳しい
態度
④
人ではない
物事を
対象にするとき
「~に対して」は、
人だけでなく、
質問や
問題などを
対象にするときにも
使います。
質問に対して
答えます。
やさしい
日本語
→
質問を
対象にして
答えます。
この
問題に対して
適切に
対応します。
何に
対して?
→
この
問題
何をする?
→
対応する
介護の
文章では
どのように
使う?
介護福祉職は、
Aさんに対して
声をかけました。
→
行動の
相手は
Aさん
家族は、
介護福祉職に対して
感謝しています。
→
気持ちが
向いている
相手は
介護福祉職
介護福祉職は、
利用者に対して
丁寧な
態度で
接します。
→
態度を
向ける
相手は
利用者
💡
「~に対して」の
前だけでなく、
後ろも
読もう
「~に対して」
を
見つけたら、
「誰・
何に
対して?」
だけでなく、
「その
相手・
対象に
何をしている?」
まで
確認しましょう。
「~に対して」の
意味を
確認しよう
①
職員は、
Aさん
に対して
笑顔で
話しかけました。
誰に
対して?
→ Aさん
何をした?
→
笑顔で
話しかけた
→
行動の
相手を
表しています。
②
Aさんは、
職員に対して
不満を
持っています。
誰に
対して?
→
職員
どんな
気持ち?
→
不満
→
気持ちが
向いている
相手を
表しています。
③
質問に対して
答えてください。
何に
対して?
→
質問
→
人ではなく、
質問という
物事が
対象です。
「~に対して」は、
こんなときに
使います
①
行動を
向ける
相手
②
気持ちを
向ける
相手
③
態度を
向ける
相手
④
質問や
問題などの
対象
~に対して
を見たら、
「誰・
何に
対して?」
「その
相手・
対象に
何をしている?」
の2つを
確認しましょう。
4.「誰・
何に
対して?」を
確認しよう
「~に対して」がある
文では、
行動や
気持ちを
向ける
人と、
その
相手・
対象を
分けて
読むことが
大切です。
「~に対して」
を見つけたら、
① 誰が?
② 誰・
何に
対して?
③ 何をしている?
の3つを
確認しましょう。
この
順番で
読もう
①
誰が?
行動したり、
気持ちを
持ったりしている
人を
確認します。
↓
②
誰・
何に
対して?
「~に対して」
の
前にある
人や
物事を
確認します。
ここが、
行動や
気持ちの
相手・
対象です。
↓
③
何をしている?
説明する、
話す、
感謝する、
怒るなど、
相手・
対象に
向けられている
行動や
気持ちを
確認します。
例①
行動を
読む
介護福祉職は、
Aさんに対して
ゆっくり
説明しました。
①
誰が?
→
介護福祉職
②
誰に
対して?
→
Aさん
③
何をした?
→
ゆっくり
説明した
介護福祉職
↓
Aさんに対して
↓
説明する
例②
気持ちを
読む
Aさんは、
職員に対して
不満を
持っています。
①
誰が?
→
Aさん
②
誰に
対して?
→
職員
③ どんな
気持ち?
→
不満
Aさん
↓
職員に対して
↓
不満を
持つ
例③
人ではない
対象を
読む
職員は、
質問に対して
答えました。
①
誰が?
→
職員
②
何に
対して?
→
質問
③
何をした?
→
答えた
💡
「~に対して」の
前は
人とは
限りません
この
文では、
対象は
人ではなく、
質問
です。
💡
「誰が」と
「誰に
対して」を
反対にしない
家族は、
Aさん
に対して
強い
口調で
話しました。
この
文では、
話した
人
=
家族
話しかけられた
相手
= Aさん
です。
「Aさんに対して」
は、
Aさんが
行動した
という
意味ではありません。
介護の
文章でも
分けて
読もう
介護福祉職は、
利用者に対して
丁寧に
声をかけました。
→
声をかけた
人:
介護福祉職
→
相手:
利用者
長男は、
Aさんに対して
強い
口調で
話しました。
→
話した
人:
長男
→
相手:
Aさん
「誰が?」
「誰に
対して?」を
分けよう
①
家族は、
介護福祉職に対して
感謝しました。
誰が?
→
家族
誰に
対して?
→
介護福祉職
何をした?
→
感謝した
②
職員は、
Aさんの
質問に対して
答えました。
誰が?
→
職員
何に
対して?
→
Aさんの
質問
何をした?
→
答えた
③
長男は、
Aさん
に対して
大きな
声で
話しました。
話した
人は?
→
長男
誰に
対して?
→ Aさん
何をした?
→
大きな
声で
話した
「~に対して」がある
文は、
3つに
分けて
読もう
①
誰が?
→
行動・
気持ちを
持つ
人
②
誰・
何に
対して?
→
行動・
気持ちの
相手・
対象
③
何をしている?
→
説明する、
感謝する、
話すなど
「~に対して」
の
前後を
一緒に
読むことが
大切です。
5.「~に対して」と
「~に対する」は
何が
違う?
「~に対して」と
「~に対する」は、
基本の
意味は
同じです。
違うのは、
後ろに
何が
続くか
です。
~に対して
→
後ろに
動詞などが
続く
~に対する
→
後ろに
名詞が
続く
まず、
2つの
形を
比べよう
~に対して
名詞
+
に対して
+
動詞など
例:
利用者に対して
説明する
~に対する
名詞
+
に対する
+
名詞
例:
利用者に対する
説明
①
「~に対して」
は
行動などに
つなぐ
介護福祉職は、
利用者に対して
説明しました。
後ろを
見よう
「~に対して」の
後ろには、
「説明しました」
という
行動が
続いています。
家族は、
職員に対して
感謝しています。
「~に対して」の
後ろには、
「感謝しています」
という
気持ちを
表す
言葉が
続いています。
②
「~に対する」
は
名詞に
つなぐ
利用者に対する
説明は、
分かりやすい
言葉で
行います。
後ろを
見よう
「~に対する」の
後ろには、
「説明」
という
名詞が
続いています。
利用者に対する
支援について
考えます。
「~に対する」の
後ろには、
「支援」
という
名詞が
続いています。
同じ
内容を
2つの
形で
比べよう
介護福祉職は、
Aさんに対して
支援します。
→
「支援します」
という
行動に
つながっています。
Aさんに対する
支援について
考えます。
→
「支援」
という
名詞に
つながっています。
意味は
大きく
変わらない
どちらも、
Aさんが
支援の
相手・
対象
であることは
同じです。
違うのは、
文の
形
です。
迷ったら、
後ろを
見よう
~に対して
→
後ろに
動詞など
例:
利用者に対して
説明する
~に対する
→
後ろに
名詞
例:
利用者に対する
説明
💡
「~に対して」と
「~に対する」を
別の
意味として
覚えなくてOK
2つは、
基本の
意味が
違う
文法ではありません。
どちらも、
「~を
相手・
対象にして」
という
基本の
意味があります。
後ろの
言葉によって
「に対して」
「に対する」を
使い
分ける
と
覚えましょう。
どちらを
使う?
①
利用者___
丁寧に
説明しました。
答え:
に対して
→
後ろは
「説明しました」
です。
②
利用者___
説明は
分かりやすく
行います。
答え:
に対する
→
後ろは
「説明」
という
名詞です。
③
高齢者___
虐待を
防ぐことが
大切です。
答え:
に対する
→
後ろの
「虐待」
は
名詞です。
「~に対して」と
「~に対する」の
違い
~に対して
→
後ろに
動詞などが
続く
~に対する
→
後ろに
名詞が
続く
意味は
大きく
変わりません。
迷ったら、
「後ろに
何が
続いている?」
を
確認しましょう。
6.「~に対して」と
「~について」は
何が
違う?
「~に対して」と
「~について」は、
どちらも
人や
物事の
後ろに
使いますが、
意味は
違います。
~に対して
→
行動や
気持ちが
向く
相手・
対象
~について
→
話や
説明、
勉強などの
内容・テーマ
2つの
違いを
簡単に
比べよう
~に対して
行動・
気持ち・
態度などが
向く
相手や
対象
考えること:
「誰・
何を
相手にして?」
~について
話・
説明・
質問・
勉強などの
内容やテーマ
考えること:
「何の
話・
説明?」
①
「~に対して」
=
相手・
対象
介護福祉職は、
Aさんに対して
説明しました。
やさしい
日本語
→
説明する
相手は
Aさんです。
→
Aさんを
相手にして
説明しました。
②
「~について」
=
話や
説明の
内容・テーマ
介護福祉職は、
Aさんの
病気について
説明しました。
やさしい
日本語
→
説明した
内容は、
Aさんの
病気
です。
→
「誰に
説明したか」
ではなく、
「何を
説明したか」
を
表しています。
1つの
文で
比べると
分かりやすい
介護福祉職は、
Aさんに対して、
病気について
説明しました。
Aさんに対して
→
説明する
相手
→ Aさん
病気について
→
説明する
内容・テーマ
→
病気
つまり…
誰に?
→ Aさん
に対して
何を?
→
病気
について
質問でも
比べてみよう
利用者に対して
質問しました。
→
質問する
相手は
利用者
です。
食事について
質問しました。
→
質問した
内容は
食事
です。
利用者に対して、
食事について
質問しました。
→
質問する
相手
=
利用者
→
質問する
内容
=
食事
迷ったら、
こう
考えよう
~に対して
→
「誰・
何を
相手・
対象にして?」
例:
Aさんに対して
説明する
→
説明する
相手はAさん
~について
→
「何の
話・
説明・
質問?」
例:
病気について
説明する
→
説明する
内容は
病気
💡 「~に対して」と
「~について」は
同じ
文でも
使える
介護福祉職は、
家族に対して、
介護方法について
説明しました。
この
文では、
説明する
相手
=
家族
説明する
内容
=
介護方法
です。
「誰に?」
と
「何を?」
を
分けて
考える
と、
違いが
分かりやすくなります。
「に対して」
「について」
どちらを
使う?
①
介護福祉職は、
Aさん___
丁寧に
説明しました。
答え:
に対して
→
Aさんは
説明する
相手です。
②
介護福祉職は、
食事介助___
説明しました。
答え:
について
→
食事介助は
説明する
内容です。
③
職員は、
家族___、
Aさんの
生活___
説明しました。
答え:
家族
に対して
Aさんの
生活
について
→
説明する
相手
=
家族
→
説明する
内容
=
Aさんの
生活
「~に対して」と
「~について」を
区別しよう
~に対して
→
行動や
気持ちが
向く
相手・
対象
「誰・
何を
相手にして?」
~について
→
話や
説明などの
内容・テーマ
「何の
話・
説明?」
試験問題では、
「誰に?」
と
「何について?」
を
分けて
読みましょう。
7.「~に対して」と
「~にとって」は
何が
違う?
「~に対して」と
「~にとって」は、
どちらも
人の
後ろに
使うことがありますが、
意味は
違います。
~に対して
→
行動や
気持ちが
向く
相手・
対象
~にとって
→
その
人の
立場から
考える
2つの
違いを
比べよう
~に対して
行動・
気持ち・
態度が
向く
相手を
表します。
「誰に
何をする?」
と
考える。
~にとって
その
人の
立場から
見た
評価や
考えを
表します。
「誰の
立場から
考える?」
と
考える。
① 「~に対して」
=
行動などの
相手
介護福祉職は、
Aさんに対して
説明しました。
やさしい
日本語
→
説明する
相手は
Aさんです。
→
「Aさんの
立場では」
という
意味ではありません。
② 「~にとって」
=
その
人の
立場から
考える
この
支援は、
Aさんにとって
大切です。
やさしい
日本語
→
Aさんの
立場から
考えると、
この
支援は
大切です。
この
階段は、
Aさんにとって
危険です。
→
Aさんの
立場から
考えると、
この
階段は
危険です。
1つの
文で
比べてみよう
介護福祉職は、
Aさんに対して、
Aさんにとって
分かりやすい
言葉で
説明しました。
Aさんに対して
→
説明する
相手
→ Aさん
Aさんにとって
分かりやすい
→
Aさんの
立場
から
考えて、
分かりやすい
つまり…
誰に
説明する?
→ Aさん
に対して
誰の
立場から
分かりやすい?
→ Aさん
にとって
同じAさんでも
意味が
変わる
職員は、
Aさんに対して
丁寧に
話しました。
→
話す
相手は
Aさんです。
この
説明は、
Aさんにとって
難しいです。
→
Aさんの
立場から
考えると、
この
説明は
難しいです。
迷ったら、
こう
考えよう
~に対して
→
「誰・
何を
相手・
対象にして?」
例:
Aさんに対して
説明する
→
説明する
相手はAさん
~にとって
→
「誰の
立場から
考える?」
例:
Aさんにとって
大切
→
Aさんの
立場から
考えると
大切
💡
「~にとって」は
行動の
相手ではありません
Aさん
にとって
大切です。
という
文は、
Aさんに
何かをする
という
意味ではありません。
Aさんの
立場から
考えると
大切
という
意味です。
一方、
Aさん
に対して
説明する
は、
説明という
行動が
Aさんに
向いている
という
意味です。
「に対して」
「にとって」
どちらを
使う?
①
介護福祉職は、
Aさん___
説明しました。
答え:
に対して
→
Aさんは
説明する
相手です。
②
この
生活は、
Aさん___
安心できるものです。
答え:
にとって
→
Aさんの
立場から
考えると、
安心できます。
③
職員は、
Aさん___、
Aさん___
分かりやすい
言葉で
説明しました。
答え:
Aさん
に対して
Aさん
にとって
→
説明する
相手
= Aさん
→
分かりやすいかを
考える
立場
= Aさん
「~に対して」と
「~にとって」を
区別しよう
~に対して
→
行動や
気持ちが
向く
相手・
対象
「誰・
何を
相手にして?」
~にとって
→
その
人の
立場から
考える
「誰の
立場から?」
試験問題では、
「相手なのか」
「立場なのか」
を
確認しましょう。
8.試験では
どう使われる?
「~に対して」
「~に対する」は、
介護福祉士国家試験の
問題文や
選択肢でも
使われています。
試験で
「~に対して」
を見つけたら、
① 誰・
何に
対して?
② 誰が?
③ 何をしている?
を
確認しましょう。
💡 過去問の
見方
ここでは、
過去問の
中で
「~に
対して」が
どのように
使われているかを
確認します。
選択肢の
文を
紹介している
場合もありますが、
ここでは
選択肢の
正しい・
誤りではなく、
文法の
使い
方
を
見ます。
第35回
(問題6)
D介護福祉職に対して
行うOJT
どう読む?
誰に
対して?
→
D介護福祉職
何をする?
→
OJTを
行う
ポイント
OJTを
行う
相手
が、
D介護福祉職です。
第36回
(問題65・
選択肢1)
傷病者に対する
療養上の
世話
又は
診療の
補助を
業とする。
ここでは
「に対する」に
注目
傷病者に対する
療養上の
世話
→
療養上の
世話の
対象は
傷病者
ポイント
~に対する
の
後ろには、
療養上の
世話
という
名詞が
続いています。
2で
学んだ
「~に対する+
名詞」
の
形です。
第37回
(問題6・
選択肢5)
C介護福祉職に対して、
介助方法について
教える。
2つの
文法を
分けて
読もう
C介護福祉職に対して
→
教える
相手
→
C介護福祉職
介助方法について
→
教える
内容・テーマ
→
介助方法
ここが
大切
誰に?
→
C介護福祉職
に対して
何を?
→
介助方法
について
6で
学んだ
違いが、
実際の
試験でも
使われています。
第37回
(問題77)
Bさんに対する
介護福祉職の
判断として
どう読む?
Bさんに対する
介護福祉職の
判断
→
Bさんを
対象にした
介護福祉職の
判断
ポイント
~に対する
の
後ろには、
介護福祉職の
判断
という
名詞の
まとまりが
続いています。
試験では
「に対して」
だけでなく、
「に対する」
も
見つけられるようにしましょう。
第38回
(問題90)
長男は
Aさんに対して、
「何回、
同じことを
言ったら、
わかるんだ」と
大声で
どなってしまい
「誰が?」と
「誰に
対して?」を
分けよう
誰が?
→
長男
誰に
対して?
→ Aさん
何をした?
→
大声で
どなった
ポイント
この
文では、
行動した
人
=
長男
行動を
向けられた
相手
= Aさん
です。
「Aさんに対して」
を
「Aさんがどなった」と
読まないように
注意しましょう。
過去問から
分かる
3つの
使われ
方
①
人を
行動の
相手にする
C介護福祉職に対して
教える
Aさんに対して
どなる
②
「~に対する+
名詞」
の
形
傷病者に対する
療養上の
世話
Bさんに対する
介護福祉職の
判断
③
「~について」と
同じ
文で
使われる
C介護福祉職に対して、
介助方法について
教える
→
に対して
=
相手
→
について
=
内容・テーマ
試験で
「~に対して」を
見つけたら
①
誰・
何に
対して?
→
相手・
対象を
確認
②
誰が?
→
行動する
人を
確認
③
何をしている?
→
相手に
向けられた
行動や
気持ちを
確認
④
~に対する
の
後ろに
名詞が
続く
形にも
注意
「に対して」の
前後を
1つのまとまりとして
読みましょう。
9.試験問題を
読むときのポイント
介護福祉士国家試験では、
長い
事例の
中に
「~に対して」
「~に対する」が
出てくることがあります。
大切なのは、
「~に対して」
だけを
見るのではなく、
「誰が?」
「誰・
何に
対して?」
「何をしている?」
をセットで
読むことです。
5つの
順番で
読もう
①
「に対して・
に対する」を
見つける
まず、
文の
中から
に対して
・
に対する
を
見つけます。
↓
②
誰・
何に
対して?
「に対して」の
前にある
人や
物事を
確認します。
そこが
行動や
気持ちの
相手・
対象です。
↓
③
誰が?
行動している
人、
または
気持ちを
持っている
人を
確認します。
↓
④
何をしている?
説明する、
教える、
話す、
感謝するなど、
相手・
対象に
向いている
行動や
気持ちを
確認します。
↓
⑤
似ている
文法と
区別する
に対して
なのか、
について
なのか、
にとって
なのかを
確認します。
例①
「誰が?」と
「誰に?」を
分ける
長男は、
Aさんに対して
大きな
声で
話しました。
誰が?
→
長男
誰に
対して?
→ Aさん
何をした?
→
大きな
声で
話した
ポイント
「Aさんに対して」
は、
Aさんが
行動した
という
意味ではありません。
行動した
人
=
長男
行動を
向けられた
相手
= Aさん
です。
例②
「に対する」の
後ろを
見る
Aさんに対する
支援について
考えます。
誰に
対する?
→ Aさん
何が
続いている?
→
支援
意味は?
→
Aさんを
対象にした
支援
ポイント
~に対する
の
後ろには
名詞
が
続きます。
試験では、
「に対して」だけを
探すのではなく、
「に対する」
の
形にも
注意しましょう。
似ている
文法が
出たら、
役割を
確認しよう
Aさんに対して
説明する
→
説明する
相手
はAさん
病気について
説明する
→
説明する
内容
は
病気
Aさんにとって
大切
→
Aさんの
立場
から
考えると
大切
1つの
文に
似ている
文法が
出ることもある
職員は、
Aさんに対して、
Aさんにとって
分かりやすい
言葉で、
薬について
説明しました。
Aさんに対して
→
説明する
相手
Aさんにとって
→
分かりやすいかを
考える
立場
薬について
→
説明する
内容
3つを
区別しよう
に対して
=
相手
にとって
=
立場
について
=
内容・テーマ
💡 「誰が?」が
書かれていないこともあります
日本語では、
前の
文から
分かるとき、
「
誰が」を
省略することがあります。
そのため、
一つの
文だけで
分からないときは、
前の
文や
事例全体
を
確認しましょう。
「に対して」の
前の
人
=
行動した
人
と
決めつけないことが
大切です。
試験の
読み
方を
練習しよう
①
介護福祉職は、
家族に対して、
Aさんの
生活について
説明しました。
誰が?
→
介護福祉職
誰に
対して?
→
家族
何について?
→
Aさんの
生活
②
利用者に対する
支援として、
最も
適切なものを
1つ
選びなさい。
誰に
対する
支援?
→
利用者
「に対する」の
後ろは?
→
支援
→
「
利用者を
対象にした
支援」
と
読みます。
③
この
方法は、
Aさん
にとって
負担が
少ない
方法です。
これは
「~に対して」
ではありません。
Aさんにとって
→
Aさんの
立場から
考えると、
負担が
少ない
という
意味です。
試験問題では、
この
順番で
読もう
①
に対して・
に対する
を
見つける
②
誰・
何に
対して?
→
相手・
対象
③
誰が?
→
行動する
人
④
何をしている?
→
行動・
気持ち・
態度
⑤
について
・
にとって
と
区別する
長い
問題文でも、
「誰が・
誰に・
何を」
に
分けると
読みやすくなります。
10.まとめ
「~に対して」は、
人や
物事を
相手・
対象にして、
行動や
気持ち、
態度などを
表す
文法です。
①
基本の
意味
~に対して
=
~を
相手・
対象にして
② 2つの
形を
覚えよう
名詞
+
に対して
+
動詞など
例:
Aさんに対して
説明する
名詞
+
に対する
+
名詞
例:
Aさんに対する
支援
③ どんなときに
使う?
行動の
相手
利用者に対して
説明する
気持ちの
相手
職員に対して
感謝する
態度を
向ける
相手
利用者に対して
丁寧に
接する
物事を
対象にする
質問に対して
答える
④
似ている
文法と
区別しよう
~に対して
→
行動や
気持ちの
相手・
対象
Aさんに対して
説明する
~について
→
話や
説明の
内容・テーマ
病気について
説明する
~にとって
→
その
人の
立場
から
考える
Aさんにとって
大切だ
💡
試験問題では
この
順番で
読もう
①
誰・
何に
対して?
→
相手・
対象を
確認
②
誰が?
→
行動する
人、
気持ちを
持つ
人
③
何をしている?
→
説明する、
話す、
教える、
感謝するなど
④
似ている
文法ではない?
に対して
=
相手・
対象
について
=
内容・テーマ
にとって
=
立場
「~に対して」を
見つけたら、
「誰・
何に
対して?」
↓
「誰が?」
↓
「何をしている?」
の
順番で
読みましょう。
長い
試験問題でも、
人と
行動の
関係が
分かりやすくなります。
10.まとめ
「~に対して」は、
人や
物事を
相手・
対象にして、
行動や
気持ち、
態度などを
表す
文法です。
①
基本の
意味
~に対して
↓
意味
~を
相手・
対象にして
② 2つの
形を
覚えよう
名詞
+
に対して
+
動詞など
例:
Aさんに対して
説明する
→
に対して
の
後ろに、
「説明する」
という
動詞が
続きます。
名詞
+
に対する
+
名詞
例:
Aさんに対する
支援
→
に対する
の
後ろに、
「支援」
という
名詞が
続きます。
③ どんなときに
使う?
行動の
相手
利用者に対して
説明する
→
説明する
相手は
利用者
気持ちを
向ける
相手
職員に対して
感謝する
→
感謝している
相手は
職員
態度を
向ける
相手
利用者に対して
丁寧に
接する
人ではない
物事を
対象にする
質問に対して
答える
→
答える
対象は
質問
④
似ている
文法と
区別しよう
~に対して
↓
行動や
気持ちが
向く
相手・
対象
例:
Aさんに対して
説明する
~について
↓
話や
説明の
内容・テーマ
例:
病気について
説明する
~にとって
↓
その
人の
立場から
考える
例:
Aさんにとって
大切だ
💡
試験問題では
この
順番で
読もう
①
誰・
何に
対して?
→
行動や
気持ちの
相手・
対象を
確認する
②
誰が?
→
行動する
人、
気持ちを
持つ
人を
確認する
③
何をしている?
→
説明する、
話す、
教える、
感謝するなどを
確認する
④
似ている
文法ではない?
に対して
→
相手・
対象
について
→
内容・テーマ
にとって
→
立場
「~に対して」を
見つけたら、
この
順番で
確認しましょう。
①
誰・
何に
対して?
↓
②
誰が?
↓
③
何をしている?
長い
試験問題でも、
「誰が」
「誰・
何に」
「何をした」
に
分けて
読むと、
文の
意味が
分かりやすくなります。