人間の尊厳と自立
問題1
利用者の生活の質(QOL)を高めるための介護実践に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 日常生活動作の向上を必須とする。
2 利用者の主観的評価では,介護福祉職の意向を重視する。
3 介護実践は,家族のニーズに応じて行う。
4 福祉用具の活用は,利用者と相談しながら進める。
5 価値の基準は,全ての利用者に同じものを用いる。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題1
利用者の生活の質(QOL)を考える問題です。
答えは、「4」です。
1 日常生活動作の向上を必須とする。
【×】利用者の日常生活動作の向上は大切なことです。
ここでのポイントは「必須」というワードです。「必須」は「必ずそれをする」という意味です。「大切なこと」と「必ずすること」の優先をしっかりとつけらるようにしましょう。
2 利用者の主観的評価では,介護福祉職の意向を重視する。
【×】利用者より介護福祉職の意向を重視するという考え方は介護の基本ではありません。このような選択肢は最初に×をつけましょう。
重視する…重要なものとして注目すること。
3 介護実践は,家族のニーズに応じて行う。
【×】「2」と同じ考え方です。家族のニーズももちろん必要ですが、一番に大切にするのは利用者です。
4 福祉用具の活用は,利用者と相談しながら進める。
【○】福祉用具は介護や介助が必要な人の日常をサポートするための用具・機器なので、それを上手に活用することは、QOLの向上に繋がります。しっかりと利用者と相談しながら進めることが大切です。
5 価値の基準は,全ての利用者に同じものを用いる。
【×】価値の基準は、利用者一人ひとり違います。同じということはありません。
「全て」「同じ」も試験では気をつけるワードです。
#生活の質 #QOL #福祉用具 #日常生活動作