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【第36回試験】介護の基本(問題64~73)

介護かいご基本きほん

問題もんだい64

介護かいご状況じょうきょうかんするつぎ記述きじゅつのうち,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 ダブルケアとは,夫婦ふうふたすって子育こそだてをすることである。
2 要介護ようかいご要支援ようしえん認定者数にんていしゃすうは,介護保険かいぎほけん制度せいど導入時どうにゅうじから年々ねんねん減少げんしょうしている。
3 家族介護かぞくかいごささえていた家制度いえせいどは,地域包括ちいきほうかつケアシステムによって廃止はいしされた。
4 要介護ようかいご要支援ようしえん認定者にんていしゃのいる三世代さんせだい世帯せたい構成こうせい割合わりあいは,介護保険かいぎほけん制度せいど導入どうにゅうから年々ねんねん増加ぞうかしている。
5 家族かぞくになっていた介護かいご役割やくわりは,家族かぞく機能きのう低下ていかによって社会しゃかい代替だいたいする必要ひつようしょうじた。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい64(解答かいとう解説かいせつ

介護かいご状況じょうきょうかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

1 ダブルケアとは,夫婦ふうふたすって子育こそだてをすることである。

【×】あやまりです。ダブルケアとは、子育こそだてとおや親族しんぞく介護かいご同時どうじにな状態じょうたいのことです。

2 要介護ようかいご要支援ようしえん認定者数にんていしゃすうは,介護保険かいぎほけん制度せいど導入時どうにゅうじから年々ねんねん減少げんしょうしている。

【×】あやまりです。要介護ようかいご要支援ようしえん認定者数にんていしゃすうは、年々ねんねん増加ぞうかをしています。

3 家族介護かぞくかいごささえていた家制度いえせいどは,地域包括ちいきほうかつケアシステムによって廃止はいしされた。

【×】あやまりです。家制度いえせいどとは、むかし日本にほんにあった家族かぞくのありかた法律ほうりつ規定きていした制度せいどです。家族かぞくひとつの「いえ」を単位たんいとして、家長かちょうおも父親ちちおや)が家族かぞくをまとめて指揮しきする制度せいどです。財産ざいさん家業かぎょう家長かちょうぎ、いえ存続そんぞくさせることが重視じゅうしされました。この制度せいどは1947(昭和しょうわ22)ねん廃止はいしされました。

4 要介護ようかいご要支援ようしえん認定者にんていしゃのいる三世代さんせだい世帯せたい構成こうせい割合わりあいは,介護保険かいぎほけん制度せいど導入どうにゅうから年々ねんねん増加ぞうかしている。

【×】あやまりです。三世代さんせだい世帯せたいとは、祖父母そふぼ両親りょうしんどもがおないえ一緒いっしょ家族かぞく構成こうせいです。三世代さんせだい世帯せたい構成こうせい割合わりあい年々ねんねん減少げんしょうしています。

5 家族かぞくになっていた介護かいご役割やくわりは,家族かぞく機能きのう低下ていかによって社会しゃかい代替だいたいする必要ひつようしょうじた。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。おやどもだけで構成こうせいされる核家族かくかぞくえたことにより、家族かぞく機能きのう低下ていかし、介護かいご社会化しゃかいか必要ひつようとなり、介護保険かいごほけん制度せいどまれました。

#家族機能かぞくきのう #核家族かくかぞく #家族構成かぞくこうせい

問題もんだい65

介護かいご福祉ふくしかんするつぎ記述きじゅつのうち,適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 傷病者しょうびょうしゃたいする療養上りょうようじょう世話せわまた診療しんりょう補助ほじょぎょうとする。
2 喀痰吸引かくたんきゅういんおこなうときは市町村しちょうそん窓口まどぐち申請しんせいする。
3 業務独占ぎょうむどくせん資格しかくである。
4 資格しかく更新こうしんするために5ねんごとに研修けんしゅう受講じゅこうする。
5 信用しんようきずつけるような行為こうい禁止きんしされている。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい65(解答かいとう解説かいせつ

介護福祉士かいごふくししかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

1 傷病者しょうびょうしゃたいする療養上りょうようじょう世話せわまた診療しんりょう補助ほじょぎょうとする。

【×】あやまりです。看護師かんごしかんする説明せつめいです。

2 喀痰吸引かくたんきゅういんおこなうときは市町村しちょうそん窓口まどぐち申請しんせいする。

【×】あやまりです。喀痰吸引かくたんきゅういんおこなうには、実地研修じっちけんしゅう受講じゅこうし、都道府県とどうふけんから認定証にんていしょう交付こうふける必要ひつようがあります。

3 業務独占ぎょうむどくせん資格しかくである。

【×】あやまりです。介護福祉士かいごふくしし名称独占めいしょうどくせん資格しかくです。

4 資格しかく更新こうしんするために5ねんごとに研修けんしゅう受講じゅこうする。

【×】あやまりです。介護支援専門員かいごしえんせんもんいん(ケアマネジャー)にかんする説明せつめいです。

5 信用しんようきずつけるような行為こうい禁止きんしされている。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。社会福祉士しゃかいふくししおよ介護福祉士かいごふくししほうだい45じょう規定きていされています。

#介護福祉士かいごふくしし

問題もんだい66

施設しせつ利用者りようしゃ個人情報こじんじょうほう保護ほごかんするつぎ記述きじゅつのうち,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 職員しょくいんがすべての個人情報こじんじょうほう自由じゆう閲覧えつらんできるように,パスワードを共有きょうゆうする。
2 個人情報こじんじょうほう記載きさいした書類しょるいは,そのまま新聞紙しんぶんし一緒いっしょてる。
3 個人情報こじんじょうほう保護ほごかんする研修会けんしゅうかい定期的ていきてき開催かいさいし,意識いしき向上こうじょうはかる。
4 職員しょくいんへの守秘義務しゅひぎむ提示ていじは,採用時さいようじではなく退職時たいしょくじ書面しょめんおこなう。
5 利用者りようしゃ音声おんせい情報じょうほうは,同意どういずに使用しようできる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい66(解答かいとう解説かいせつ

個人情報こじんじょうほうあつかかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

まず、個人情報こじんじょうほうとはなにかを整理せいりしていきましょう。

個人情報こじんじょうほうとは、生存せいぞんする個人こじん情報じょうほうで、特定とくてい個人こじん識別しきべつできるもの、個人こじん識別しきべつ符号ふごうふくまれているものをいいます。

個人こじん識別しきべつ符号ふごうとは、その情報じょうほう単体たんたいから個人こじん識別しきべつできる符号ふごう文字もじ番号ばんごう記号きごう)などです。(れい運転免許証うんてんめんきょしょう、マイナンバーなど)

1 職員しょくいんがすべての個人情報こじんじょうほう自由じゆう閲覧えつらんできるように,パスワードを共有きょうゆうする。

【×】あやまりです。施設しせつでは、個人こじんデータをあつか情報じょうほうシステムに、各職員かくしょくいん業務上ぎょうむじょう必要ひつよう範囲はんいにのみアクセスできるようなシステム構成こうせいおこなわなければならないとされています。だれでもすべての情報じょうほう閲覧えつらんできるのは適切てきせつではありません。

2 個人情報こじんじょうほう記載きさいした書類しょるいは,そのまま新聞紙しんぶんし一緒いっしょてる。

【×】あやまりです。個人情報こじんじょうほう記載きさいした書類しょるいは、処分しょぶんするまで適切てきせつ管理かんりをする必要ひつようがあります。

3 個人情報こじんじょうほう保護ほごかんする研修会けんしゅうかい定期的ていきてき開催かいさいし,意識いしき向上こうじょうはかる。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。個人情報こじんじょうほう保護ほご意識いしき徹底てっていするためにも大切たいせつなことです。

4 職員しょくいんへの守秘義務しゅひぎむ提示ていじは,採用時さいようじではなく退職時たいしょくじ書面しょめんおこなう。

【×】あやまりです。退職時たいしょくじではなく、採用時さいようじです。

5 利用者りようしゃ音声おんせい情報じょうほうは,同意どういずに使用しようできる。

【×】あやまりです。利用者りようしゃ音声おんせい情報じょうほうも、個人情報こじんじょうほうです。使用しようする場合ばあいは、事前じぜん目的もくてき説明せつめいし、同意どうい必要ひつようがあります。

#個人情報こじんじょうほう #個人情報こじんじょうほう保護ほご

問題もんだい67

個別性こべつせい多様性たようせいまえた介護かいごかんするつぎ記述きじゅつのうち,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 そのひとらしさは,障害特性しょうがいとくせいから判断はんだんする。
2 生活習慣せいかつしゅうかんは,生活せいかつしてきた環境かんきょうから理解りかいする。
3 生活歴せいかつれきは,成人期せいじんき以降いこう情報じょうほうから収集しゅうしゅうする。
4 生活様式せいかつようしきは,同居どうきょする家族かぞく同一どういつにする。
5 衣服いふくは,施設しせつ方針ほうしんによって統一とういつする。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい67(解答かいとう解説かいせつ

個別性こべつせい多様性たようせいまえた介護かいごかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

1 そのひとらしさは,障害特性しょうがいとくせいから判断はんだんする。

【×】あやまりです。そのひとらしさとは、そのひとがこだわっているものやこだわる理由りゆうなどです。いろいろな視点してんから相手あいて理解りかいしようとするかんがかたです。障害特性しょうがいとくせいではありません。

2 生活習慣せいかつしゅうかんは,生活せいかつしてきた環境かんきょうから理解りかいする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。

3 生活歴せいかつれきは,成人期せいじんき以降いこう情報じょうほうから収集しゅうしゅうする。

【×】あやまりです。生活歴せいかつれきとは、家族構成かぞくこうせいいままでかかった病気びょうき、どんな仕事しごとをしてきたかなど、そのひときてきた歴史れきしです。成人期せいじんき以降いこうかぎらず情報じょうほう収集しゅうしゅうします。

4 生活様式せいかつようしきは,同居どうきょする家族かぞく同一どういつにする。

【×】あやまりです。生活様式せいかつようしきとは、そのひと日常にちじょう生活せいかつおくるうえでの行動こうどう習慣しゅうかん価値観かちかんなどのスタイルことです。家族かぞく同一どういつにするのは個別性こべつせいまえた介護かいごとはいえません。

5 衣服いふくは,施設しせつ方針ほうしんによって統一とういつする。

【×】あやまりです。衣服いふくかぎらず施設しせつ方針ほうしんによって利用者りようしゃ生活せいかつ統一とういつすることは、個別性こべつせいまえた介護かいごとはいえません。

#個別性こべつせい

問題もんだい68

Aさん(48さい女性じょせい要介護ようかいご1)は,若年性じゃくねんせい認知症にんちしょう(dementia with early onset)で,おっと長女ちょうじょ高校こうこう1年生ねんせい)と同居どうきょしている。Aさんは家族かぞくごすことを希望きぼうし,小規模しょうきぼ多機能型たきのうがた居宅介護きょたくかいごかよいを中心ちゅうしん利用りようはじめた。Aさんのことが心配しんぱい長女ちょうじょは,部活動ぶかつどうあきらめて学校がっこうわるとすぐに帰宅きたくしていた。
ある日,おっとが,「長女ちょうじょが,学校がっこう先生せんせいたちにも相談そうだんしているが,いま状況じょうきょうをわかってくれるひとがいないとなみだながすことがある」と介護かいご福祉ふくししょく相談そうだんをした。
おっとはなしいた介護かいご福祉ふくししょく対応たいおうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 長女ちょうじょに,掃除そうじ洗濯せんたく方法ほうほうおしえる。
2 家族かぞくでもっと頑張がんばるように,おっとはげます。
3 おなじような体験たいけんをしているひと交流こうりゅうできるについて情報じょうほう提供ていきょうする。
4 介護老人福祉施設かいごろうじんふくししせつへの入所にゅうしょ申込もうしこみをすすめる。
5 介護支援専門員かいごしえんせんもんいん(ケアマネジャー)に介護かいごサービスの変更へんこう提案ていあんする。

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問題もんだい68(解答かいとう解説かいせつ

介護福祉職かいごふくししょく対応たいおうかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

若年性認知症じゃくねんせいにんちしょうは、65さい未満みまん発症はっしょうする認知症にんちしょうのことです。

この問題もんだいのように、どもが成人せいじんしていない場合ばあいは、おや病気びょうきあたえる心理的しんりてき経済的けいざいてき影響えいきょうおおきく、介護かいご福祉ふくししょくなど周囲しゅうい専門家せんもんかかかわりがとても重要じゅうようになります。

1 長女ちょうじょに,掃除そうじ洗濯せんたく方法ほうほうおしえる。

【×】あやまりです。掃除そうじ洗濯せんたくのやりかたがわからないとの記述きじゅつはないため、適切てきせつではありません。

2 家族かぞくでもっと頑張がんばるように,おっとはげます。

【×】あやまりです。はげますだけでは問題解決もんだいかいけつにはなりません。

3 おなじような体験たいけんをしているひと交流こうりゅうできるについて情報じょうほう提供ていきょうする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。長女ちょうじょが「いま状況じょうきょうをわかってくれるひとがいない」と相談そうだんをしていることから、おな体験たいけんをしているひととの交流こうりゅうができるようにすることはもっと適切てきせつといえます。

4 介護老人福祉施設かいごろうじんふくししせつへの入所にゅうしょ申込もうしこみをすすめる。

【×】あやまりです。Aさん本人ほんにん家族かぞくごすことを希望きぼうしているため、施設しせつへの入所にゅうしょすすめることは適切てきせつではありません。

5 介護支援専門員かいごしえんせんもんいん(ケアマネジャー)に介護かいごサービスの変更へんこう提案ていあんする。

【×】あやまりです。介護かいごサービスの変更へんこう希望きぼうしているわけではないため、適切てきせつではありません。

#若年性認知症じゃくねんせいにんちしょう

問題もんだい69

Bさん(61さい男性だんせい要介護ようかいご3)は,脳梗塞のうこうそく(cerebral infarction)によるひだり片麻痺かたまひがある。しゅう2かい訪問介護ほうもんかいご(ホームヘルプサービス)を利用りようし,つま(58さい)と二人ふたりらしである。自宅じたくでの入浴にゅうよくきで,つま介助かいじょけながら,毎日まいにち入浴にゅうよくしている。サービス提供ていきょう責任者せきにんしゃに,Bさんから,「浴槽よくそうからがるのがつらくなってきた。なにかいい方法ほうほうはないですか」と相談そうだんがあった。
Bさんへのサービス提供ていきょう責任者せきにんしゃ対応たいおうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 Bさんがひとりで入浴にゅうよくできるように,自立生活援助じりつせいかつえんじょ利用りようすすめる。
2 浴室よくしつひろくするために,居宅介護きょたくかいご住宅じゅうたく改修費かいしゅうひ利用りようした改築かいちくすすめる。
3 つま入浴にゅうよく介助かいじょ負担ふたんかるくなるように,行動こうどう援護えんご利用りようすすめる。
4 入浴にゅうよく補助ほじょ用具ようぐ本人ほんにんちからかせるように,特定福祉とくていふくし用具ようぐ販売はんばい利用りようすすめる。
5 Bさんが入浴にゅうよく継続けいぞくできるように,通所介護つうしょかいご(デイサービス)の利用りようすすめる。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい69(解答かいとう解説かいせつ

サービス提供ていきょう責任者せきにんしゃ対応たいおうかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

Bさんの相談内容そうだんないようつぎぶんです。

浴槽よくそうからがるのがつらくなってきた。なにかいい方法ほうほうはないですか」

この相談内容そうだんないようへの対応たいおう確認かくにんしていきます。

1 Bさんがひとりで入浴にゅうよくできるように,自立生活援助じりつせいかつえんじょ利用りようすすめる。

【×】あやまりです。自立生活援助じりつせいかつえんじょは、病院びょういん施設しせつから退院たいいん退所たいしょした障害者しょうがいしゃたいし、自立じりつした日常にちじょう生活せいかつおくれるように、定期的ていきてきな巡回じゅんかい訪問ほうもん随時ずいじ訪問ほうもんなどをおこなうことです。Bさんに必要ひつようなサービスではありません。

2 浴室よくしつひろくするために,居宅介護きょたくかいご住宅じゅうたく改修費かいしゅうひ利用りようした改築かいちくすすめる。

【×】あやまりです。浴室よくしつひろくするだけで、浴槽よくそうからがりの負担ふたんかるくできるものではありません。

3 つま入浴にゅうよく介助かいじょ負担ふたんかるくなるように,行動こうどう援護えんご利用りようすすめる。

【×】あやまりです。行動援護こうどうえんごは、知的障害ちてきしょうがいまたは精神障害せいしんしょうがいにより、一人ひとり行動こうどうすることがむずかしいひと対象たいしょうとするサービスです。Bさんは対象外たいしょうがいです。

4 入浴にゅうよく補助ほじょ用具ようぐ本人ほんにんちからかせるように,特定福祉とくていふくし用具ようぐ販売はんばい利用りようすすめる。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。

5 Bさんが入浴にゅうよく継続けいぞくできるように,通所介護つうしょかいご(デイサービス)の利用りようすすめる。

【×】あやまりです。Bさんは「自宅じたくでの入浴にゅうよくき」との記述きじゅつがあるため、もっと適切てきせつ選択肢せんたくしとはいえません。

#脳梗塞のうこうそく #特定福祉とくていふくし用具販売ようぐはんばい

問題もんだい70

社会奉仕しゃかいほうし精神せいしんをもって,住民じゅうみん立場たちばって相談そうだんおうじ,必要ひつよう援助えんじょおこない,社会福祉しゃかいふくし増進ぞうしんつとめるものとして,適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 民生委員みんせいいいん
2 生活相談員せいかつそうだんいん
3 訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)
4 通所介護職員つうしょかいごしょくいん
5 介護支援かいごしえん専門員せんもんいん(ケアマネジャー)

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい70(解答かいとう解説かいせつ

介護かいご福祉ふくしかんする専門職せんもんしょく役割やくわりかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

1 民生委員みんせいいいん

【○】ただしい選択肢せんたくしです。

2 生活相談員せいかつそうだんいん

【×】あやまりです。通所介護事業所つうしょかいごじぎょうしょ介護かいご老人ろうじん福祉ふくし施設しせつ配属はいぞくされ、高齢者こうれいしゃ家族かぞく相談そうだんおうじ、援助えんじょ援助計画えんじょけいかく立案りつあん実施じっしおこないます。

3 訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)

【×】あやまりです。訪問ほうもん介護かいご事業所じぎょうしょ居宅きょたく介護かいご事業所じぎょうしょなどに配属はいぞくされ、介護かいご必要ひつようひといえ訪問ほうもんし、食事しょくじ入浴にゅうよく掃除そうじなど日常生活にちじょうせいかつのサポートをおこないます。

4 通所介護職員つうしょかいごしょくいん

【×】あやまりです。デイサービスで高齢者こうれいしゃ障害者しょうがいしゃ日常生活にちじょうせいかつをサポートする職業しょくぎょうです。食事しょくじ入浴にゅうよくなど生活せいかつ全般ぜんぱんをサポートし、利用者りようしゃ自宅じたくでの生活せいかつつづけられるよう支援しえんします。

5 介護支援かいごしえん専門員せんもんいん(ケアマネジャー)

【×】あやまりです。介護かいご必要ひつようひとのためにケアプランを作成さくせいし、適切てきせつなサービスがけられるよう関係機関かんけいきかんとの調整ちょうせいをする専門職せんもんしょくです。5ねん更新こうしんとなります。

#民生委員みんせいいいん

問題もんだい71

3かい介護かいご老人ろうじん福祉ふくし施設しせつがある住宅地じゅうたくちに,下記かき図記号ずきごう関連かんれんした警戒けいかいレベル3が発令はつれいされた。介護かいご福祉ふくししょくがとるべき行動こうどうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 玄関げんかんのドアをけたままにする。
2 消火器しょうかきで,初期しょき消火しょうかする。
3 垂直すいちょく避難ひなん誘導ゆうどうをする。
4 利用者りようしゃ家族かぞく安否あんぴ情報じょうほう連絡れんらくする。
5 転倒てんとう危険性きけんせいがあるものを固定こていする。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい71(解答かいとう解説かいせつ

あらわ意味いみただしく理解りかいし、介護かいご福祉ふくししょくがとるべき対応たいおう確認かくにんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

まず、今回こんかいなにあらわしているのか確認かくにんをしましょう。

今回こんかいは、「洪水こうずい内水ないすい氾濫はんらん大雨おおあめかわ道路どうろみずがあふれ、いえ土地とちみずつかかること)」を意味いみします。

警戒けいかいレベル3は、高齢者等こうれいしゃとう避難ひなんレベルです。

洪水こうずい内水ないすい氾濫はんらんこるかもしれないときに、介護かいご福祉ふくししょくとしてどのように避難ひなんをするかかんがえていきます。

1 玄関げんかんのドアをけたままにする。

【×】あやまりです。みずはいってきてしまうため、適切てきせつではありません。

2 消火器しょうかきで,初期しょき消火しょうかする。

【×】あやまりです。問題もんだい火災かさいあらわすものではないため、適切てきせつではありません。

3 垂直すいちょく避難ひなん誘導ゆうどうをする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。垂直避難すいちょくひなんとは、洪水こうずいなどのときにたか場所ばしょ縦方向たてほうこう)に移動いどうする避難ひなん方法ほうほうです。3かいての施設しせつがある住宅地じゅうたくちなので、施設しせつうえかいまたは屋上おくじょうがるよう誘導ゆうどうします。

4 利用者りようしゃ家族かぞく安否あんぴ情報じょうほう連絡れんらくする。

【×】あやまりです。安否あんぴ情報じょうほう連絡れんらく大切たいせつですが、もっと優先ゆうせんすることではありません。

5 転倒てんとう危険性きけんせいがあるものを固定こていする。

【×】あやまりです。警戒けいかいレベル3が発令はつれいされた状況じょうきょうにおいて、もっと優先ゆうせんすることではありません。

#災害さいがい #避難ひなん

問題もんだい72

つぎ記述きじゅつのうち,介護かいごにおける感染症かんせんしょう対策たいさくとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 手洗てあらいは,液体石鹸えきたいせっけんよりも固形石鹸こけいせっけん使用しようする。
2 配膳時はいぜんじにくしゃみがたときは,口元くちもとをおさえたでそのままおこなう。
3 嘔吐物おうとぶつ処理しょりは,素手すでおこなう。
4 排泄はいせつ介護かいごは,利用者りようしゃごとに手袋てぶくろ交換こうかんする。
5 うがいようのコップは,共用きょうようにする。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい72(解答かいとう解説かいせつ

感染対策かんせんしょうたいさく確認かくにんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

基本的きほんてき知識ちしき確認かくにんする内容ないようですので、普段ふだんおこなっている仕事しごと手順てじゅん確認かくにんしながら選択肢せんたくしえらびましょう。

1 手洗てあらいは,液体石鹸えきたいせっけんよりも固形石鹸こけいせっけん使用しようする。

【×】あやまりです。固形石鹸こけいせっけんは、まえ使用者しようしゃのウイルスがいている可能性かのうせいがあるため、感染症かんせんしょう対策たいさくとしては液体石鹸えきたいせっけんのほうがてきしています。

2 配膳時はいぜんじにくしゃみがたときは,口元くちもとをおさえたでそのままおこなう。

【×】あやまりです。くしゃみをおさえたには、ウイルスなどがいています。そのままので行うのは適切てきせつではありません。

3 嘔吐物おうとぶつ処理しょりは,素手すでおこなう。

【×】あやまりです。素手すでとは、なにもつけていないことです。素手すででは、ウイルスに直接ちょくせつれることになるので、適切てきせつではありません。

4 排泄はいせつ介護かいごは,利用者りようしゃごとに手袋てぶくろ交換こうかんする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。

5 うがいようのコップは,共用きょうようにする。

【×】あやまりです。コップの共有きょうゆうは、ウイルスも共有きょうゆうすることにつながるため適切てきせつではありません。

#感染症かんせんしょう対策たいさく

問題もんだい73

介護かいご福祉ふくしおこな服薬ふくやく介護かいごかんするつぎ記述きじゅつのうち,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 服薬時間ふくやくじかんは,食後しょくご統一とういつする。
2 服用ふくようできずにのこったくすりは,介護福祉士かいごふくしし判断はんだん処分しょぶんする。
3 多種類たしゅるいくすり処方しょほうされた場合ばあいは,介護福祉士かいごふくしし一包化いっぽうかする。
4 内服薬ないふくやく用量ようりょうは,利用者りようしゃのその体調たいちょうめる。
5 副作用ふくさよう知識ちしきをもって,服薬ふくやく介護かいごおこなう。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

問題もんだい73(解答かいとう解説かいせつ

服薬ふくやく介護かいご確認かくにんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

1 服薬時間ふくやくじかんは,食後しょくご統一とういつする。

【×】あやまりです。服薬時間ふくやくじかんは、医師いし指示しじしたがわなければなりません。

2 服用ふくようできずにのこったくすりは,介護福祉士かいごふくしし判断はんだん処分しょぶんする。

【×】あやまりです。のこったくすりは、介護福祉士かいごふくしし判断はんだん処分しょぶんをするのではなく、医師いし薬剤師やくざいし報告ほうこく相談そうだんをします。

3 多種類たしゅるいくすり処方しょほうされた場合ばあいは,介護福祉士かいごふくしし一包化いっぽうかする。

【×】あやまりです。一包化いっぽうかとは、処方しょほうされた複数ふくすうくすりを1かい服用分ふくようぶんずつ1ふくろにまとめることです。一包化いっぽうか行為こういは、介護福祉士かいごふくししはできません。

4 内服薬ないふくやく用量ようりょうは,利用者りようしゃのその体調たいちょうめる。

【×】あやまりです。内服薬ないふくやく用量ようりょうは、医師いし指示しじしたがわなければなりません。

5 副作用ふくさよう知識ちしきをもって,服薬ふくやく介護かいごおこなう。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。

#服薬ふくやく