介護の基本
問題19
ICF(International Classification of Functioning,Disability and Health:国際生活機能分類)の視点に基づく環境因子と心身機能の関連を表す記述として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 電気スタンドをつけて,読書を楽しむ。
2 車いすを使用して,美術館に行く。
3 聴力が低下すると,コミュニケーションがうまくとれない。
4 ストレスが溜まると,活力が低下する。
5 床面の性状が柔らかいと,バランスを崩す。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
ICF(国際生活機能分類)の視点に基づく、環境因子と心身機能の関係になっているものを選ぶ問題でした。
答えは、「5」です。
1 電気スタンドをつけて,読書を楽しむ。
【×】電気スタンドは「環境因子」ですが、読書は「活動」なので、間違いです。
2 車いすを使用して,美術館に行く。
【×】車いすは「環境因子」ですが、美術館に行くことは「活動」です。
3 聴力が低下すると,コミュニケーションがうまくとれない。
【×】聴力の低下は「身体構造」、コミュニケーションをとれないのは「活動制限」です。
4 ストレスが溜まると,活力が低下する。
【×】ストレスは「健康状態」ですね。活力の低下は「心身機能」です。
5 床面の性状が柔らかいと,バランスを崩す。
【〇】床面の性状が柔らかいことは「環境因子(物的環境)」です。バランスを崩すは、「心身機能の障害」ですので、正しい選択肢です。
「性状」とは、物の性質や状態のことです。
#icf #国際生活機能分類 #環境因子 #心身機能
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