解答と解説
問題76
高齢者のセクシュアリティに関する問題です。
答えは、「3」です。
セクシュアリティとは、性への関心だけでなく、人を好きになる気持ち、愛情、触れ合い、自分らしさなどを含む広い考え方です。
高齢になっても、性への関心や人を好きになる気持ちはなくなりません。
加齢に伴う身体的な変化によってどのような影響を受けるかを正しく理解することがポイントです。
1 高齢になると性への関心がなくなる。
【×】誤りです。関心の強さには一人ひとり違いがありますが、年をとると全員の関心がなくなるわけではありません。
2 男性は,高齢になっても性ホルモンの分泌が維持される。
【×】誤りです。性ホルモンとは、男性や女性の体の特徴、性欲、生殖機能などに関係するホルモンです。男性の性ホルモンであるテストステロンは、年をとると少しずつ低下していきます。
3 女性は,高齢になると性交痛を感じやすくなる。
【○】正しい選択肢です。性交痛とは、性行為のときに体に痛みを感じることです。女性は閉経すると、女性ホルモンが減ります。そのため、性行為のときに痛みを感じやすくなります。
4 高齢者は生殖機能の喪失と同時にセクシュアリティ(sexuality)を喪失する。
【×】誤りです。生殖機能の喪失とは、子どもをつくる能力を失うことです。子どもをつくる働きが低下したり、なくなったりしても、セクシュアリティまでなくなるわけではありません。
5 高齢者の性的欲求に,性差はみられない。
【×】誤りです。性的欲求とは、性に関心を持ったり、親しい人と性的な触れ合いを求めたりする気持ちです。また、性差とは、男性と女性にみられる違いです。高齢者の性的欲求やその変化には、男性と女性で違いがみられることがあります。