解答と解説
問題89
熱中症対策に関する問題です。
答えは、「5」です。
高齢者や介護が必要な人は、のどの渇きを感じにくく、脱水や熱中症になりやすいため、日常の水分補給の支援が重要です。
今回の問題では、体の状態にあわせた適切な水分補給の対応が問われています。
1 のどが渇いてから,水分を取るように伝える。
【×】誤りです。高齢者は、のどの渇きを感じにくいことがあります。のどが渇いてからでの対応では遅い場合があるため、渇く前にこまめに水分を取るようにします。
2 水でむせるときは,ゼリーの提供を控える。
【×】誤りです。水でむせるときは,トロミをつけたゼリー飲料のほうが安全に飲めます。
3 起床時は,水分摂取を控えるように伝える。
【×】誤りです。寝ている間に汗をかいているため、起床時の水分補給はとても大切です。
4 食事のときの水分は,一日の水分摂取量から除く。
【×】誤りです。汁物や飲み物など、食事中に取る水分も一日の水分摂取量に含まれます。
5 汗の量が多いときは,塩分を含んだ飲み物を勧める。
【○】正しい選択肢です。汗をかくとは、水分と一緒に塩分(電解質)も失われるため、経口補水液やスポーツドリンクなどの塩分を含む飲み物が有効です。