認知症の理解
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問題45
次の記述のうち,「認知症(dementia)の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン」(2018年(平成30年)(厚生労働省))で示されている,意思決定支援として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 認知症(dementia)の人の家族の意思を支援することである。
2 意思決定支援者は特定の職種に限定される。
3 一度,意思決定したら,最後まで同じ内容で支援する。
4 看取りの場面になってから支援を開始する。
5 身振りや表情の変化も意思表示として読み取る努力を最大限に行う。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題45
認知症の人の意思決定支援に関する問題です。
答えは、「5」です。
「認知症(dementia)の人の日常生活・社会生活における意思決定支援ガイドライン」は、認知症の人が自らの意思に基づいて生活を送れるよう、周囲の人がその意思を身振りや表情の変化からも丁寧にくみ取り、支援するための基本的な考え方や方法を示したものです。
1 認知症(dementia)の人の家族の意思を支援することである。
【×】誤りです。あくまでも、認知症の人=「本人」を支援するものです。
2 意思決定支援者は特定の職種に限定される。
【×】誤りです。意思決定支援者は、特定の職種や特定の場面に限定されるものではなく、認知症の人の意思決定支援に関わる全ての人です。
3 一度,意思決定したら,最後まで同じ内容で支援する。
【×】誤りです。最後まで同じ内容で支援するのではなく、本人のその時々の意思決定の状況に応じて支援をします。
4 看取りの場面になってから支援を開始する。
【×】誤りです。本人が自ら意思決定できる認知症の軽度の段階から支援を開始することが重要とされています。
5 身振りや表情の変化も意思表示として読み取る努力を最大限に行う。
【○】正しい選択肢です。認知症の人は言語による意思表示が上手くできないこともあるため、言語以外の部分から意思表示を丁寧に読み取ることが求められています。
#認知症 #意思決定支援