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【第37回試験】問題22(こころとからだのしくみ)

こころとからだのしくみ

問題もんだい22

つぎのうち,歯周病ししゅうびょう(periodontal disease)の症状しょうじょうとして,適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 のくぼみの形成けいせい
2 硬組織こうそしき軟化なんか
3 歯髄しずい炎症えんしょう疼痛とうつう
4 のエナメルしつ侵蝕しんしょく
5 歯周ししゅうポケットの形成けいせい

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい22

歯周病ししゅうびょうかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

歯周病ししゅうびょうは、を支えているぐきやほね炎症えんしょうきる病気びょうきです。ひどくなると、がぐらぐらして、けてしまう原因げんいんになります。

プラーク(歯垢しこう)が原因げんいんで、はじめはぐきがあかれて「歯肉炎しにくえん」になり、すすむとほねまでこわす「歯周炎ししゅうえん」になります。
あまりいたみがなく、づきにくいのが特徴とくちょうです。

1 のくぼみの形成けいせい

【×】あやまりです。のくぼみの形成けいせいは、表面ひょうめんあなへこみができることです。虫歯むしば進行しんこうすると、のエナメルしつけてくぼみがあらわれます。歯周病ししゅうびょう症状しょうじょうではありません。

2 硬組織こうそしき軟化なんか

【×】あやまりです。硬組織こうそしき軟化なんかとは、エナメルしつ象牙質ぞうげしつなど、かた部分ぶぶん虫歯むしばなどでよわくなり、やわらかくなることです。これがすすむとけずれたり、虫歯むしば原因げんいんとなります。

3 歯髄しずい炎症えんしょう疼痛とうつう

【×】あやまりです。歯髄しずい炎症えんしょう疼痛とうつうとは、なかにある神経しんけい歯髄しずい)が、虫歯むしばやけがが原因げんいん炎症えんしょうこし、ズキズキとつよいたみがることです。歯周病ししゅうびょうでは歯髄しじゅい炎症えんしょうこることはほとんどありません。

4 のエナメルしつ侵蝕しんしょく

【×】あやまりです。のエナメルしつ侵蝕しんしょくは、表面ひょうめんにある一番外側いちばんそとがわかた部分ぶぶん(エナメルしつ)が、さん虫歯むしば進行しんこうけずられたりけたりすることです。虫歯むしば原因げんいんとなるもので、歯周病ししゅうびょうとは関係かんけいがありません。

5 歯周ししゅうポケットの形成けいせい

【○】ただしい選択肢せんたくしです。歯周ししゅうポケットの形成けいせいは、ぐきのあいだみぞができることです。歯周病ししゅうびょう進行しんこうすると、ぐきが炎症えんしょうこしてれ、ぐきの隙間すきまふかくなります。このみぞ歯周ししゅうポケットです。放置ほうちすると、さらに悪化あっかすることがあります。

# #歯周病ししゅうびょう