こころとからだのしくみ
問題20
次のうち,顔の感覚に関与する脳神経として,正しいものを1つ選びなさい。
1 嗅神経
2 三叉神経
3 顔面神経
4 迷走神経
5 舌下神経
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題20
顔の感覚に関与する脳神経に関する問題です。
答えは、「2」です。
各選択肢の働きもしっかりと整理しましょう。
1 嗅神経
【×】誤りです。嗅神経は、においを感じる神経です。鼻の中にあるにおいのセンサーが、においの情報をキャッチして、この神経を通じて脳に伝えます。
2 三叉神経
【○】正しい選択肢です。三叉神経は、顔の感覚やかむ動きをつかさどる大切な神経です。顔の皮膚の感覚(痛み・温度・触った感じ)を脳に伝えたり、咀嚼筋(かむ筋肉)を動かしたりします。顔の中でも特に広い範囲を担当する神経です。
3 顔面神経
【×】誤りです。顔面神経は、顔の表情をつくる筋肉を動かしたり、涙や唾液を出す働きを助けたりする神経です。また、舌の前のほうの味覚も感じ取る働きがあります。
4 迷走神経
【×】誤りです。迷走神経は、体のさまざまな器官とつながっている神経で、特に内臓の働きを調整します。心臓の動きや呼吸、消化などに影響を与え、自律神経の調整を行う大事な神経です。
5 舌下神経
【×】誤りです。舌下神経は、舌の動きをコントロールする神経です。食べるときや話すときに舌を動かすのに必要で、舌の筋肉を動かす働きをします。