総合問題3
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次の事例を読んで、問題123、問題125について答えなさい。
[事例]
Gさん(38歳,女性)は,母親(65歳)と暮らしていた。両側性感音難聴(sensorineural hearing loss)があり,雑音がある場所では話を聞き取りにくい。相手の口の動きや表情から会話の内容を理解することはできる。Gさんは,脳梗塞(cerebral infarction)を発症し,左片麻痺で車いすの生活となり,障害支援区分4と認定された。母親による介護が難しくなったため,障害者支援施設に入所することになった。
Gさんは,写真を撮ることが好きで,施設で近くの公園に出かけたときに,介護福祉職に手伝ってもらいながら好きな風景を撮影している。Gさんは,その写真をアルバムにして,母親にプレゼントしたいと考えている。
ある日,Gさんから,「アルバムを作りたい。飾りの付け方やメッセージの書き方を教えてほしい」と相談があった。介護福祉職は,Gさんとアルバムを作ることにした。
問題123
次のうち,Gさんが施設入所支援と同時に利用している障害福祉サービスとして,適切なものを1つ選びなさい。
1 自立生活援助
2 療養介護
3 短期入所
4 生活介護
5 居宅介護
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題123
障害福祉サービスに関する問題です。
答えは、「4」です。
障害者支援施設に入所している利用者が同時に利用するサービスについて理解しているかを確認するものです。
施設入所時に組み合わせて利用できるサービスは何か、サービスの種類の違いを理解できるようにしましょう。
1 自立生活援助
【×】誤りです。自立生活援助は、病院や施設から退院・退所した障害者に対し、自立した日常生活を送れるように、定期的な巡回訪問や随時訪問などを行うサービスです。Gさんは施設に入所しているため、利用できません。
2 療養介護
【×】誤りです。療養介護は医療と常時介護が必要な重度の障害者に対し、日常的な介護を提供するサービスです。Gさんは重度の障害者ではないため、利用できません。
3 短期入所
【×】誤りです。短期入所は、在宅で生活をする障害者が、一時的に施設に泊まるときに利用するサービスです。Gさんはすでに施設に入所しているため、利用できません。
4 生活介護
【○】正しい選択肢です。生活介護は、施設や通所で常時介護が必要な障害者支援区分3以上の人に対して、日中活動(創作活動やレクリエーションなど)や介護(入浴・排泄・食事など)を提供するサービスです。Gさんが入所施設で活動し、アルバム作りや外出支援を受けているのは、このサービスです。
5 居宅介護
【×】誤りです。居宅介護は、自宅で生活する障害者に対して、ヘルパーが訪問して行うサービスです。Gさんはすでに施設に入所しているため、利用できません。
#生活介護 #障害福祉サービス