社会の理解
問題12
Bさん(85歳,男性,要支援1)は,自宅で一人暮らしをしている。最近,物忘れが多くなり, 1か月前から地域支援事業の訪問型サービスを利用するようになった。ある日,Bさんが,「これからも自宅で生活したいが,日中,話し相手がいなくて寂しい」と介護福祉職に話した。
次のうち,Bさんに介護福祉職が勧めるサービスとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)
2 介護老人福祉施設
3 第一号通所事業(通所型サービス)
4 夜間対応型訪問介護
5 居宅療養管理指導
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題12
利用者に適したサービスを選ぶ問題です。
答えは、「3」です。
Bさんに適したサービスを選ぶために、おさえるポイントは次のとおりです。
- 85歳,男性,要支援1
- 現在は、地域支援事業の訪問型サービスを利用している
- 今後も自宅での生活を希望している
- 寂しいため、日中の話し相手がほしい
1 認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)
【×】誤りです。Bさんは、要支援1であること、また自宅での生活を希望しているため、適切ではありません。
2 介護老人福祉施設
【×】誤りです。Bさんは、要支援1であること、また自宅での生活を希望しているため、適切ではありません。
3 第一号通所事業(通所型サービス)
【○】正しい選択肢です。第一号通所事業は要支援者に対する通いのサービスです。自宅での生活を希望しているBさんに最も適したサービスです。
4 夜間対応型訪問介護
【×】誤りです。Bさんは、日中の話し相手がほしいため、適切ではありません。
5 居宅療養管理指導
【×】誤りです。居宅療養管理指導とは、医師、歯科医師、薬剤師などが自宅を訪問して療養上の管理、指導を行うサービスです。事例から医療的な管理が必要な部分は読み取れないため、適切ではありません。
#第一号通所事業(通所型サービス)