【第36回試験】こころとからだのしくみ②（問題25～30）

【×】誤あやまりです。心筋梗塞しんきんこうそくは、心臓しんぞうの血流けつりゅうが止とまり、心筋しんきんが壊死えし（細胞さいぼうが死しんでしまうこと）する病気びょうきです。症状しょうじょうは強つよい胸むねの痛いたみ、息切いきぎれれ、冷汗ひやあせなどです。Gさんは喉のどをつかむようなしぐさをしているため、心臓しんぞうではないと考かんがえます。

【×】誤あやまりです。蕁麻疹じんましんは、皮膚ひふに赤あかい膨ふくらみや痒かゆみが急きゅうに現あらわれるアレルギー反応はんのうです。原因げんいんは食たべ物ものや薬くすり、ストレスなどです。症状しょうじょうは数時間すうじかんから数日すうじつ続つづきますが、通常つうじょうは治おさまります。
Gさんに皮膚ひふの症状しょうじょうは見みられていないため、除外じょがいします。

【×】誤あやまりです。誤嚥性肺炎ごえんせいはいえんは、本来ほんらい気管きかんに入はいってはいけない食たべ物ものや唾液だえきが誤あやまって気管きかんに入はいることで起おここる肺炎はいえんです。症状しょうじょうは咳せき、発熱はつねつ、息切いきぎれなどです。特とくに高齢者こうれいしゃに多おおく見みられます。
「最近さいきんはむせることが多おおくなった」との記述きじゅつから、誤嚥ごえんに注意ちゅういすることは介護かいご福祉ふくし職しょくとして大切たいせつですが、Gさんに起おきている症状しょうじょうとは一致いっちしないため、除外じょがいします。

【×】誤あやまりです。食中毒しょくちゅうどくは、細菌さいきんやウイルスが食たべ物ものに付着ふちゃくし、それを食たべたり飲のんだりすることで、起おこる病気びょうきです。症状しょうじょうは、腹痛ふくつう、下痢げり、吐はき気け、嘔吐おうと、発熱はつねつなどです。多おおくの場合ばあいは、数日すうじつで治なおりますが、高齢者こうれいしゃは重症じゅうしょうになりやすい病気びょうきです。
Gさんに、食中毒しょくちゅうどくの症状しょうじょうは見みられていないため、除外じょがいします。

【○】正ただしい選択肢せんたくしです。窒息ちっそくとは、食たべ物ものや異物いぶつが口くちや喉のどにつまって呼吸こきゅうができなくなり、酸素さんそが体からだに届とどかなくなる状態じょうたいです。症状しょうじょうは呼吸困難こきゅうこんなん、青白あおじろい顔色かおいろ、意識喪失いしきそうしつなどです。
Gさんは「普段ふだんから食たべ物ものをかきこむように食たべる様子ようすがみられる」と記述きじゅつがありました。唐揚からあげをしっかり噛かまずに飲のみこんでしまったため、喉のどにつまらせてしまったと考かんがえます。

【×】誤あやまりです。静水圧作用せいすいあつさようは、水中すいちゅうで、水面すいめんからの深ふかさに応おうじて身体からだに加くわわる水みずの圧力あつりょくのことをいいます。これにより、血流けつりゅうが促進そくしんされ、下肢かしのむくみが改善かいぜんされる効果こうかがあります。

【×】誤あやまりです。温熱作用おんねつさようは、お湯ゆの温あたたかさが身体からだを温あたため、血行けっこうを良よくすることです。これにより、副交感神経ふくこうかんしんけいが働はたらいて、筋肉きんにくの緊張きんちょうがほぐれ、疲つかれやストレスが和やわらぎます。

【×】誤あやまりです。清潔作用せいけつさようは、身体からだの汚よごれや汗あせを洗あらい流ながし、皮膚ひふを清潔せいけつに保たもつことです。これにより、肌はだの健康けんこうが保たもたれ、感染症かんせんしょうの予防よぼうにもなります。

【○】正ただしい選択肢せんたくしです。水みずの浮力ふりょくがからだを軽かるくし、関節かんせつや筋肉きんにくへの負担ふたんを減へらすことです。これにより、リラックスでき、痛いたみや疲つかれが和やわらぎます。
Hさんの「からだが軽かるく感かんじて楽らくになる」というのは、この浮力作用ふりょくさようです。

【×】誤あやまりです。代謝作用たいしゃさようは、温あたたかいお湯ゆが体温たいおんを上あげ、新陳代謝しんちんたいしゃを活発かっぱつにすることです。これにより、老廃物ろうはいぶつが排出はいしゅつされやすくなり、疲労回復ひろうかいふくや健康けんこう増進ぞうしんに役立やくだちます。

【×】誤あやまりです。子宮しきゅうの圧迫あっぱくがは、尿路感染症にょうろかんせんしょうの要因よういんではありません。

【○】正ただしい選択肢せんたくしです。女性じょせいの尿道にょうどうは３～４㎝程度ていど、男性だんせいの尿道にょうどうは15～21㎝程度ていどと言いわれています。尿道口にょうどうこうからの長ながさが短みじかいと、感染かんせんの広ひろがりも早はやくなります。

【×】誤あやまりです。腹部ふくぶの筋力きんりょくが弱よわいことは、尿路感染症にょうろかんせんしょうの要因よういんではありません。

【×】誤あやまりです。女性じょせいホルモンの作用さようは、尿路感染症にょうろかんせんしょうの要因よういんにはなりません。

【×】誤あやまりです。尿道括約筋にょうどうかつやくきんとは尿にょうの流ながれを調節ちょうせつする筋肉きんにくです。弛緩しかんする（ゆるむ）と尿にょうが通過つうかします。尿路感染症にょうろかんせんしょうとは関係かんけいがありません。

【×】誤あやまりです。抗不安薬こうふあんやくは、不安ふあんや緊張きんちょうを和やわらげる薬くすりです。眠ねむくなる作用さようがあります。

【○】正ただしい選択肢せんたくしです。飲酒いんしゅはリラックス効果こうかがありますが、体内たいないでアルコールを分解ぶんかいするときに出でるアセトアルデヒドの作用さようで深ふかい睡眠すいみんを妨さまたげます。そのため、夜中よなかに目めが覚さめやすくなります。

【×】誤あやまりです。抗こうアレルギー薬やくはアレルギー症状しょうじょうを抑おさえる薬くすりです。眠ねむくなる作用さようがあります。

【×】誤あやまりです。抗こううつ薬やくはうつ病びょうの症状しょうじょうを改善かいぜんする薬くすりです。眠ねむくなる作用さようがあります。

【×】誤あやまりです。足浴そくよくは足あしを温あたため血行けっこうを良よくし、リラックス効果こうかを高たかめます。寝ねつきがよくなり、深ふかい睡眠すいみんが促うながされます。

【×】誤あやまりです。早朝そうちょうに目めが覚さめ、それ以降いこう眠ねむれなくなる症状しょうじょうが続つづくようであれば「早朝そうちょう覚醒かくせい」を疑うたがいます。不眠ふみん症状しょうじょうの1つです。

【×】誤あやまりです。睡眠中すいみんちゅうに下肢かしが勝手かってにピクピクと動うごいてしまうのは、周期性しゅうきせい四肢しし運動うんどう障害しょうがい（PLMD）です。これにより睡眠すいみんが妨さまたげられ、原因げんいんもよく分わからず夜中よなかに何度なんども起おきてしまい、昼間ひるまに眠気ねむけが襲おそってくる病気びょうきです。

【×】誤あやまりです。睡眠中すいみんちゅうに呼吸こきゅうが止とまるのは、睡眠時すいみんじ無呼吸むこきゅう症候群しょうこうぐんの症状しょうじょうです。肥満体型ひまんたいけいの男性だんせいに多おおいと言いわれています。

【×】誤あやまりです。睡眠中すいみんちゅうに突然大声とつぜんおおごえを出だしたり身体しんたいを動うごかしたりするのは、睡眠時すいみんじ驚愕症きょうがくしょうです。子こどもによく見みられ、成長せいちょうとともに改善かいぜんすることが多おおいです。

【○】正ただしい選択肢せんたくしです。体内時計たいないどけいが乱みだれており、本来ほんらい寝ねる時間じかんに覚醒かくせいしてしまうとあるため、概日がいじつリズム睡眠すいみん障害しょうがいの記述きじゅつです。

【×】誤あやまりです。副作用ふくさようとして、眠気ねむけがあります。

【×】誤あやまりです。副作用ふくさようとして、便秘べんぴがあります。

【×】誤あやまりです。

【○】正ただしい選択肢せんたくしです。

【×】誤あやまりです。