解答と解説
ノロウイルス感染症に関する問題です。
感染症は、感染源や感染経路、その対策を整理しましょう。
ノロウイルス感染症のまとめ
- 冬に多く発生する
- 潜伏期間(感染してから症状が出るまでの期間)は1~2日
- 吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などの症状が出る
- 感染者の便や嘔吐物などから経口感染する
- 嘔吐物の処理は、使い捨てのガウンやマスク、手袋を着用する
- 次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が有効(エタノール消毒はほとんど効果がない)
1 食品は,中心部温度50℃で1分間加熱する。
【×】誤りです。食品の処理は、中心部温度が85℃~90℃で90秒以上加熱するとよいと言われています。
2 嘔吐物は,乾燥後に処理をする。
【×】誤りです。乾燥後に処理をするとウイルスが飛散するため、すぐに処理をするようにします。
3 マスクと手袋を着用して,嘔吐物を処理する。
【○】正しい選択肢です。嘔吐物からの経口感染を予防するため、使い捨てのガウンやマスク、手袋を着用しましょう。
4 手すりの消毒は,エタノール消毒液を使用する。
【×】誤りです。ノロウイルスはエタノール消毒では効果がほとんどありません。
5 嘔吐物のついたシーツは,洗濯機で水洗いする。
【×】誤りです。嘔吐物がついている状態で洗濯機で洗うと、ウイルスが残っているため洗濯機にウイルスがついてしまい、感染が広がってしまいます。次亜塩素酸ナトリウムでしっかりと消毒をしてからにしましょう。
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