個別問題

【第35回試験】問題85(生活支援技術)

生活せいかつ支援しえん技術ぎじゅつ

問題もんだい85

Hさん(82さい男性だんせい要介護ようかいご2)は,一人ひとりらしで,しゅう1かい訪問介護ほうもんかいご(ホームヘルプサービス)を利用りようしている。訪問時ほうもんじに,「あしつめびているので,ってほしい」と依頼いらいされた。つめろうとしたところ,両足りょうあしとも親指おやゆびつめびて両端りょうはし皮膚ひふんであかくなっていて,さわると熱感ねっかんがあった。
親指おやゆび状態じょうたい確認かくにんした訪問ほうもん介護員かいごいん(ホームヘルパー)の対応たいおうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 親指おやゆび絆創膏ばんそうこうく。
2 Hさんのいえにある軟膏なんこう親指おやゆびる。
3 しタオルでつめやわらかくしてからる。
4 つめびている部分ぶぶんつめやすりをかける。
5 つめらずに,親指おやゆび状態じょうたいをサービス提供ていきょう責任者せきにんしゃ報告ほうこくする。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい85(解説かいせつ

爪切つめきかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

この問題もんだいのポイントは、介護かいご職員しょくいんおこなえる爪切つめきりの内容ないよう理解りかいできているかになります。

介護職員かいごしょくいんおこなえる爪切つめき

以下いか条件じょうけんすべてたした場合ばあいのみ介護職員かいごしょくいん爪切つめきりをおこなうことができます。

  1. つめ異常いじょうがない
  2. つめ周囲しゅうい皮膚ひふ化膿かのう炎症えんしょうがない
  3. 糖尿病とうにょうびょうなどの疾患しっかんによる専門的せんもんてき管理かんり必要ひつようではない
ちょろた先生

条件じょうけんたしていないつめることは、医療行為いりょうこういです。
介護職員かいごしょくいんおこなってはいけません。

1 親指おやゆび絆創膏ばんそうこうく。

【×】あやまりです。つめびて両端りょうはし皮膚ひふんであかくなっている状態じょうたいですので、絆創膏ばんそうこういて対処たいしょするものではありません。

2 Hさんのいえにある軟膏なんこう親指おやゆびる。

【×】あやまりです。原因げんいんがわからず軟膏なんこうるのは不適切ふてきせつです。

3 しタオルでつめやわらかくしてからる。

【×】あやまりです。正常せいじょうつめであれば適切てきせつ行為こういです。しかし、Hさんの場合ばあいあきらかにつめ異常いじょうがあるため、訪問ほうもん介護員かいごいん判断はんだんってはいけません。

4 つめびている部分ぶぶんつめやすりをかける。

【×】あやまりです。正常せいじょうつめびている場合ばあい対応たいおうです。Hさんの場合ばあいは、適切てきせつではありません。

5 つめらずに,親指おやゆび状態じょうたいをサービス提供ていきょう責任者せきにんしゃ報告ほうこくする。

【○】ただしい選択肢せんたくしです。サービス提供ていきょう責任者せきにんしゃ報告ほうこくをし、医療いりょう機関きかん受診じゅしんなど専門せんもん機関きかんにつなげましょう。

#爪切つめきり #医療行為いりょうこうい