解答と解説
爪切りに関する問題です。
答えは、「5」です。
この問題のポイントは、介護職員が行える爪切りの内容を理解できているかになります。
介護職員が行える爪切り
以下の条件をすべて満たした場合のみ、介護職員は爪切りを行うことができます。
- 爪に異常がない
- 爪の周囲の皮膚に化膿や炎症がない
- 糖尿病などの疾患による専門的な管理が必要ではない
ちょろた先生
条件を満たしていない爪を切ることは、医療行為です。
介護職員は行ってはいけません。
1 親指に絆創膏を巻く。
【×】誤りです。爪が伸びて両端が皮膚に食い込んで赤くなっている状態ですので、絆創膏を巻いて対処するものではありません。
2 Hさんの家にある軟膏を親指に塗る。
【×】誤りです。原因がわからず軟膏を塗るのは不適切です。
3 蒸しタオルで爪を軟らかくしてから切る。
【×】誤りです。正常な爪であれば適切な行為です。しかし、Hさんの場合、明らかに爪に異常があるため、訪問介護員の判断で切ってはいけません。
4 爪が伸びている部分に爪やすりをかける。
【×】誤りです。正常な爪が伸びている場合の対応です。Hさんの場合は、適切ではありません。
5 爪は切らずに,親指の状態をサービス提供責任者に報告する。
【○】正しい選択肢です。サービス提供責任者に報告をし、医療機関の受診など専門機関につなげましょう。