解答と解説
安定した歩行に関する問題です。
答えは、「4」です。
この設問では、「介護予防教室で」という記載があります。今はまだ介護を必要としていない高齢者をイメージし、その高齢者に対する助言の選択肢を選びましょう。
1 「歩幅を狭くしましょう」
【×】誤りです。加齢に伴い、歩幅は狭くなっていきます。無理をする必要はありませんが、意識して少し大きめにするほうがいいでしょう。
2 「腕の振りを小さくしましょう」
【×】誤りです。選択肢1と同じように、腕の振りも小さくなりがちです。前後にしっかり振るように助言しましょう。
3 「足元を見ながら歩きましょう」
【×】誤りです。転ばないように足元を見ることも大切ですが、足元ばかりを見てしまうと、視野が狭くなり危険です。また前傾姿勢になってしまうため、背筋を伸ばして歩くように助言しましょう。
4 「後ろ足のつま先で地面を蹴って踏み出しましょう」
5 「つま先から足をつきましょう」
【×】誤りです。つま先から足をつくと、転倒の危険があります。必ず踵からつくように助言しましょう。