解答と解説
ケアカンファレンスでの情報共有に関する問題です。
答えは、「5」です。
ケアカンファレンスとは、ケアプランに基づいた個別サービス計画を立案したり、修正、評価、役割分担などを行う会議です。
問題解決に向けた話し合いができるように、担当者には、普段利用者の近くにいる立場として、客観的な事実を報告することが求められます。
1 「Eさんの認知機能が低下しました」
【×】誤りです。この設問の記載だけで、「認知機能が低下した」と言えません。認知機能が低下したことを報告するのであれば、具体的な事実も含め、どの程度低下したかを報告することが大切です。
2 「Eさんは,誰かに怒っていました」
【×】誤りです。「イライラした様子」とはありましたが、「誰かに」という記載はありませんので、事実に基づく報告ではありません。
3 「Eさんには,もの盗られ妄想があります」
【×】誤りです。Eさんの場合、認知症があるため、もの盗られ妄想の症状と考えられます。しかし、そのときだけの可能性もあり、断言するものでもありません。
4 「Eさんは,財布が見つかって,安心していると思います」
【×】誤りです。「~と思います」は、客観的ではなく、主観的な発言です。
5 「Eさんは,財布が盗まれたと言って,ベッドの周りをうろうろしていました」
【○】正しい選択肢です。設問にある状況を、事実に基づいて、客観的に伝えている選択肢です。
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