個別問題

【第35回試験】問題76(コミュニケーション技術)

コミュニケーション技術ぎじゅつ

問題もんだい76

Cさん(75さい男性だんせい)は,老人性難聴ろうじんせいなんちょう(presbycusis)があり,右耳みぎみみ中等度ちゅうとうどなんちょう左耳ひだりみみ高度こうど難聴なんちょうである。みみかけがた補聴器ほちょうき両耳りょうみみ使用しようしてしずかな場所ばしょはなせば,なんとか相手あいてはなしることができる。
Cさんとの1たい1のコミュニケーションの方法ほうほうとして,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 正面しょうめんってはなしかける。
2 高音域こうおんいきこえ使つかってはなしかける。
3 耳元みみもとで,できるだけおおきなこえはなしかける。
4 手話しゅわ会話かいわをする。
5 からだにれてからはなしかける。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい76(解説かいせつ

老人性難聴ろうじんせいなんちょうひととのコミュニケーションのかたかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

聴覚障害ちょうかくしょうがいひととのコミュニケーションは、障害しょうがい状況じょうきょう背景はいけいによってかかわりかたちがいます。

老人性難聴ろうじんせいなんちょう特徴とくちょうをまとめました。

老人性ろうじんせい難聴なんちょう特徴とくちょう
  • 高音域こうおんいきからこえにくくなり、おとこわれたようにこえる
  • 感音性かんおんせい難聴なんちょう分類ぶんるいされる
  • おおきいおとのほうがこえるが、うるさくこえる
  • 治療ちりょうができないため、一般的いっぱんてきには補聴器ほちょうきなどで対応たいおうする

1 正面しょうめんってはなしかける。

【○】選択肢せんたくしとおりです。Cさんの場合ばあいしずかな場所ばしょではることができるということですが、りをフォローするためにも、くちうごき、表情ひょうじょう、ジェスチャーなど非言語的ひげんごてきチャネルでおぎなうことは適切てきせつです。また、はなしれているか、相手あいて表情ひょうじょう確認かくにんしながらかかわるといいでしょう。

2 高音域こうおんいきこえ使つかってはなしかける。

【×】老人性難聴ろうじんせいなんちょうは、高音域から聞こえにくくなるため、適切ではありません。

3 耳元みみもとで,できるだけおおきなこえはなしかける。

【×】老人性難聴ろうじんせいなんちょうは、おとこわれたようにこえるため、おおきなおとはうるさくかんじます。適切てきせつではありません。

4 手話しゅわ会話かいわをする。

【×】Cさんは補聴器ほちょうき使用しようしており、しずかな場所ばしょであればはなしれると記載きさいがあること、また手話しゅわ会話かいわをするとの記載きさいがないことから適切てきせつではありません。

5 からだにれてからはなしかける。

【×】難聴なんちょうひととのかかわるときは、はなはじめることにづいてもらってからはなはじめるのが効果的こうかてきです。しかし、かならずしも「からだにれてからはなしかけるものではありません。

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