解答と解説
老人性難聴の人とのコミュニケーションの取り方に関する問題です。
答えは、「1」です。
聴覚障害の人とのコミュニケーションは、障害の状況や背景によってかかわり方が違います。
老人性難聴の特徴をまとめました。
老人性難聴の特徴
- 高音域から聞こえにくくなり、音が壊れたように聞こえる
- 感音性難聴に分類される
- 大きい音のほうが聞こえるが、うるさく聞こえる
- 治療ができないため、一般的には補聴器などで対応する
1 正面で向き合って話しかける。
【○】選択肢の通りです。Cさんの場合、静かな場所では聞き取ることができるということですが、聞き取りをフォローするためにも、口の動き、表情、ジェスチャーなど非言語的チャネルで補うことは適切です。また、話を聞き取れているか、相手の表情も確認しながらかかわるといいでしょう。
2 高音域の声を使って話しかける。
【×】老人性難聴は、高音域から聞こえにくくなるため、適切ではありません。
3 耳元で,できるだけ大きな声で話しかける。
【×】老人性難聴は、音が壊れたように聞こえるため、大きな音はうるさく感じます。適切ではありません。
4 手話で会話をする。
【×】Cさんは補聴器を使用しており、静かな場所であれば話を聞き取れると記載があること、また手話で会話をするとの記載がないことから適切ではありません。
5 からだに触れてから話しかける。
【×】難聴の人とのかかわるときは、話し始めることに気づいてもらってから話し始めるのが効果的です。しかし、必ずしも「からだに触れてから」話しかけるものではありません。
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