解答と解説
信頼関係を形成するための接し方に関する問題です。
答えは、「2」です。
1 家族の希望を優先する。
【×】「利用者本位」の考え方があるように、基本的には家族ではなく利用者本人の意思を優先に考えます。しかし、利用者家族の希望は無視していいものではありません。両者の希望を調整し、納得ができるようにすることで、信頼関係の形成につながります。
2 話し合いの機会を丁寧にもつ。
【○】選択肢の通りです。付き合いの年数などは関係ありません。常に丁寧に話し合いの機会をもつことが大切です。
3 一度形成した信頼関係は,変わらずに継続すると考える。
【×】人の気持ちは変化をするものです。自分に置き換えて考えてみるとわかりやすいですね。
4 家族に対して,「こうすれば良い」と指示を出す。
【×】介護福祉職は家族に「指示」を出す立場ではありません。
「指示=~しなさい」ではなく、「提案=~してはどうですか?」「指導=~するといいですよ」のように対応しましょう。
5 介護は全面的に介護福祉職に任せてもらう。
【×】介護現場はチームケアで成り立っていて、家族もチームのメンバーです。
すべて介護福祉職に任せてもらうのではなく、家族と協力できるような関係性を築きましょう。