解答と解説
介護福祉職の安全配慮に関する問題です。
答えは、「3」です。
自立支援という考え方は必要ですが、何もせずただ見守るだけでは安全配慮義務違反になりますので、気をつけましょう。
1 スプーンを拾おうとして前傾姿勢になった車いすの利用者を,目視で確認した。
【×】車いすの利用者が前傾姿勢になると、前方に転倒するリスクがあります。
目視で確認するのではなく、もしものときに対応できるよう近くで見守ったり、落としたものを拾うなどの対応をしましょう。
2 廊下をふらつきながら歩いていた利用者の横を,黙って通り過ぎた。
【×】どんな状態であれ、黙って通り過ぎることは介護福祉職の対応として適切ではありません。
ふらつきながら歩いている利用者は、転倒するリスクがありますので、近くで見守れるようにしましょう。
3 食事介助をしていた利用者の姿勢が傾いてきたので,姿勢を直した。
【○】正しい選択肢です。食事の姿勢は、誤嚥とつながりがありますので、予防のためにも、姿勢を直しましょう。
4 下肢筋力が低下している利用者が,靴下で歩いていたので,スリッパを履いてもらった。
【×】下肢筋力が低下している利用者がスリッパを履くと、転倒のリスクが高くなるため、適切ではありません。
5 車いすの利用者が,フットサポートを下げたまま立ち上がろうとしたので,またいでもらった。
【×】フットサポートをまたぐ行為は、バランスを崩し、転倒するリスクがあります。車いすから立ち上がるときは、必ずフットサポートを上げるようにしましょう。
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