介護の基本
問題66
社会福祉士及び介護福祉士法に規定されている介護福祉士の責務として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 地域生活支援事業その他の支援を総合的に行う。
2 介護等に関する知識及び技能の向上に努める。
3 肢体の不自由な利用者に対して必要な訓練を行う。
4 介護保険事業に要する費用を公平に負担する。
5 常に心身の健康を保持して,社会的活動に参加するように努める。
解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する
解答と解説
問題66
介護福祉士の責務に関する問題です。
答えは、「2」です。
設問に「社会福祉士及び介護福祉士法に規定されている」とあるので、法律に書かれていることをを覚えていれば解ける問題です。
「社会福祉士及び介護福祉士法」の第4章、第5章には、介護福祉士の義務や罰則について書かれています。
介護福祉士の義務
誠実義務(第44の2)
介護福祉士は、利用者個人が持っている人間性を変えることなく大切にし(尊厳を保持する)、自立した日常生活が送れるように誠実に業務を行わなければならない
信用失墜行為の禁止(第45条)
介護福祉士は、常に介護福祉士の信用を傷つけるようなことはしてはいけない
秘密保持義務(第46条)
介護福祉士は、どんな理由があっても、業務で知った秘密を他の人に漏らしてはいけない
連携(第47条)
介護福祉士は、認知症など利用者の心身の状況に応じて、福祉サービスを提供する関係者と連携しなければならない
資質向上の責務(第47条の2)
介護福祉士は、資格を取ったあとも、環境や状況の変化に対応するため、常に知識や技能が向上するようにしなければならない
名称使用の制限(第48条)
介護福祉士の資格を取得していない人は、介護福祉士という名前を名乗ってはいけない
以上のことから、選択肢「2」が正解となります。
自分が取得しようとしている資格について規定されている法律です。
罰則(ペナルティ)についても記載がありますので、合わせて覚えておきましょう。
「社会福祉士及び介護福祉士法」を確認しよう
「介護福祉士かいごふくしし」の資格しかくは、介護かいごに関かんする一定いっていの知識ちしきや技能ぎのうがあることを証明しょうめいする国...
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