個別問題

【第35回試験】問題64(介護の基本)

介護かいご基本きほん

問題もんだい64

利用者主体りようしゃしゅたいかんがえにもとづいた訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)の対応たいおうかんするつぎ記述きじゅつのうち,もっと適切てきせつなもの1つえらびなさい。

1 トイレのまど換気かんき必要ひつようであると判断はんだんし,けたままにしておいた。
2 認知症にんちしょう(dementia)のひと包丁ほうちょうつのは危険きけんだと判断はんだんし,訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)が調理ちょうりした。
3 煮物にもの調理ちょうりするとき,利用者りようしゃこのみのかた確認かくにんしてもらった。
4 糖尿病とうにょうびょう(diabetes mellitus)のある利用者りようしゃには,物代行ものだいこう菓子かし購入こうにゅうはしないことにした。
5 次回じかい掃除そうじのために,訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)が使つかいやすい場所ばしょ掃除機そうじきいた。

解答(かいとう)と解説(かいせつ)を確認(かくにん)する

解答かいとう解説かいせつ

問題もんだい64(解説かいせつ

利用者主体りようしゃしゅたいかんがかたかんする問題もんだいです。

こたえは、「」です。

「〇〇のかんがかたもとづく」とある出題しゅつだい場合ばあいは、「〇〇」の部分ぶぶん最優先さいゆうせんにして選択肢せんたくしえらびます。

利用者主体りようしゃしゅたい」とは「利用者本位りようしゃほんい」とおなじように使つかわれ、介護福祉士会かいごふくししかい倫理綱領りんりこうりょうでも1ばん最初さいしょげられていますね。

利用者本人りようしゃほんにん主体しゅたいとなって、自己決定じこけっていをし、それを最大限さいだいげん尊重そんちょうして援助えんじょするかんがかたです。

介護福祉職かいごふくししょく大切たいせつにしなければならないかんがかたの1つです。

1 トイレのまど換気かんき必要ひつようであると判断はんだんし,けたままにしておいた。

【×】判断はんだんしたのは、だれかをかんがえてみましょう。
今回こんかい設問せつもんでは、訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)の対応たいおうかれているので、主語しゅご訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)となります。
訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)が判断はんだんしているので、利用者りようしゃ主体しゅたいかんがかたではありませんね。

2 認知症にんちしょう(dementia)のひと包丁ほうちょうつのは危険きけんだと判断はんだんし,訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)が調理ちょうりした。

【×】うえ選択肢せんたくしおなじです。
危険きけんだと判断はんだんしたのは、訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)ですので、あやまりです。

3 煮物にもの調理ちょうりするとき,利用者りようしゃこのみのかた確認かくにんしてもらった。

【〇】利用者りようしゃこのみを確認かくにんする行為こういは、利用者りようしゃ主体しゅたいといえます。

4 糖尿病とうにょうびょう(diabetes mellitus)のある利用者りようしゃには,物代行ものだいこう菓子かし購入こうにゅうはしないことにした。

【×】「購入こうにゅうしないことにした」=「購入こうにゅうしないことにめた」のはだれでしょうか。利用者りようしゃ選択せんたく決定けっていしていないのであやまりです。

5 次回じかい掃除そうじのために,訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)が使つかいやすい場所ばしょ掃除機そうじきいた。

【×】訪問介護員ほうもんかいごいん(ホームヘルパー)が使つかいやすい場所ばしょというのは、利用者りようしゃのことをかんがえていませんね。利用者りようしゃ主体しゅたいかんがえではありません。

「日本介護福祉士会倫理綱領」を確認しよう 「倫理綱領りんりこうりょう」とは 介護福祉士かいごふくししとして仕事しごとをするうえで、欠かかすことができないものとして、「倫理...

#利用者主体りようしゃしゅたい #利用者本位りようしゃほんい