【第35回試験】問題124（総合問題4）

総合問題そうごうもんだい4

次つぎの事例じれいを読よんで、問題もんだい123から問題もんだい125までについて答こたえなさい。

［事例じれい］

Eさん（35歳さい，男性だんせい）は，自閉症じへいしょうスペクトラム障害しょうがい（autism spectrum disorder）があり，V障害者しょうがいしゃ支援施設しえんしせつの生活介護せいかつかいごと施設入所しせつにゅうしょ支援しえんを利用りようしている。Ｅさんは，毎日まいにちのスケジュールを決きめ，規則きそくや時間じかんを守まもってプログラムに参加さんかしているが，周まわりの人ひとや物事ものごとに関かん心しんが向むかず，予定外よていがいの行動こうどうや集団しゅうだん行動こうどうはとりづらい。コミュニケーションは，話はなすよりも絵えや文字もじを示しめしたほうが伝つたわりやすい。
Ｅさんが利用りようするV障害者しょうがいしゃ支援施設しえんしせつでは，就労しゅうろう継続けいぞく支援しえん事業じぎょうも行おこなっている。災害さいがいが起おこったときに様々さまざまな配慮はいりょが必要ひつような利用者りようしゃがいるため，施設しせつとして防災ぼうさい対策たいさくに力ちからを入いれている。また，通所つうしょしている利用者りようしゃも多おおいので，V障害者しょうがいしゃ支援施設しえんしせつは市しの福祉避難所ふくしひなんじょとして指定していを受うけている。

問題もんだい124

Ｖ障害者しょうがいしゃ支援施設しえんしせつでは定期的ていきてきに災害さいがいに備そなえた避難訓練ひなんくんれんを行おこなっている。
Ｅさんの特性とくせいを考慮こうりょして実施じっしする避難訓練ひなんくんれんに関かんする次つぎの記述きじゅつのうち，最もっとも適切てきせつなものを1つ選えらびなさい。

1　災害時さいがいじに使用しようする意思いし伝達でんたつのイラストを用意よういする。
2　避難生活ひなんせいかつを想定そうていして，食事等しょくじとうの日課にっかを集団しゅうだんで行おこなえるようにする。
3　予告よこくせずに避難訓練ひなんくんれんを行おこなう。
4　Ｅさんの避難訓練ひなんくんれんは単独たんどくで行おこなう。
5　避難ひなんを援助えんじょする人ひとによってＥさんへの対応たいおうを変かえる。